ホームラン5本で改めて浮き彫りに。楽天・岩見雅紀の「決定的課題点」~秋季教育リーグ成績まとめ

10/8~10/29まで開催された秋季教育リーグの「フェニックスリーグ」。
楽天選手の成績を簡潔にまとめたいと思います。

例年どおり、参加チームはNPB12球団+KBO3球団+四国ILplus選抜の合計16チーム。
イーグルスは8勝9敗1分、全体の10位(NPB10位)で終わった。

昨年は秋雨前線の影響を受け、雨で流れるゲームが頻発し、10試合の消化にとどまった。
今年は天候によく恵まれ、全日程をつつがなく消化できた。

「育成目的」のため、チームの順位や成績は、あまり意味がない。
ただ、NPBよりも力量劣るKBO3球団+四国ILplus選抜との7試合で、3勝3敗1分と引き分けた点は、正直ものたりなさが残った。

ポイントは、8月下旬に就任した石井GMの意向が、さっそく表れた点だ。

とくに野手陣に注目だ。
今年は出場選手数が、かなり絞られた。

2016年は16人、2017年は19人の野手が出場した。
ところが、今年は12人。

昨年はアマダーや今江など、その後CSへ出場する1軍主戦級の調整の場にもなったこともあり大所帯になったという側面もある。
ただ、それを差し引いても、今年の12人は明らかに少ない。

(そのうち、西巻はU-23W杯(10/19~10/28)に出場するため、わずか2試合に終わった)。

昨年は戦力外通告が宮崎派遣選手の中からでも出たが(北川など)、今年はゼロ。

・・・ということを考えると、今回派遣された選手は、来季以降の成長を込めて、石井GMの期待を受けた『少数精鋭で鍛え上げる徹底した強化選手』と言えそうだ。

実際、昨年はチーム最多打席の選手でも38打席と少なかったが、今年は82打席である。
人数を絞ることで、1人当たりに投下された打席数が大幅に増え、とくに量の部分で各々貴重な経験を積むことができたと思う。

さて、下記で楽天選手の成績一覧をご覧いただきたい。

◎2018年 楽天選手の秋季教育リーグ打撃成績

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