【試合観戦記】 4/29楽天8-6ロッテ: 鈴木大地の存在感。4点差をひっくり返しビジター成績白星先行!
昨年8/19以来の4点差からの逆転劇
最後の最後までハラハラしたのは事実。
8回に渡辺翔太が2失点を喫してM6-8Eと2点差に詰められ、翌9回も無死1塁でポランコの打球がショート頭上を越えようかというときは、ずいぶんとヒヤリとさせられた。(結果的には村林ジャンピングキャッチ!)
それでも、内容のあるナイスゲームだった。
イーグルスが4点差をひっくり返したのは今江政権下では初。
昨年の8/19、最高気温が33.8度まで上昇した楽天モバイルでの5-7以来だった。
あのときもロッテ戦。あのときも先発は荘司康誠。立ち上がりに4点を奪われたところもそっくりだ。
あのときは8回にペルドモを攻略し、本戦で逆転決勝2点二塁打を放った島内宏明が代打同点打を決め、決勝打の小深田大翔とともにお立ち台に登壇していた。
この試合は是が非でも勝ちたかった。
というのは、前日今季ワースト10失点で大敗し、サンスポに「連敗ストッパー」と書き立てられたからだ。
いわく、西武の7連敗を止め、今度はロッテの7連敗を止めたからストッパーだというのだ。
事実だが、悔しかった。
火消し酒居を救った田中和基のスライディングキャッチなど守備でも良いプレーが飛び出したこの試合。久々に「四球>三振」という楽天打線のお家芸というべき攻撃も目撃することができ、ファンの溜飲をさげる白星になった。
これでビジターでは6勝5敗と白星先行。
現状パリーグで敵地勝率5割以上は首位のソフトバンクと楽天だけである。
12球団でも阪神を含めて3球団しかない。
楽天は移動日なしで火、水と福岡でそのホークスと2連戦を戦う。
明るい材料をひっさげて、みずほPayPayドームに乗り込むことができる。
最低1勝1敗で乗り越え、大型連休後半戦の仙台へ戻ってきてほしい。
最も印象に残った鈴木大地の一連プレー
いろいろあった3時間47分のロッテ6回戦。
なかでも個人的に最も印象的だったのは、鈴木大地による一連のプレーだった。
先日、大谷翔平特集号のNumber最新号を読んで閃いたぼくは、Xに下記のポストをした。
これに対するリプで最も多かったのが大地支持だった。
FA移籍5年目選手を推す声が目立っていた。
ここ数年は出場機会を徐々に減らし、今年はvs右投手でのスタメンが多くなった。
そのなかでも、主に務める一塁で堅実守備を披露し、マウンド上の投手がピンチに立てば、すぐさま声かけしにいく姿は今季もたびたび目撃されている。
そんな大地といえば、例年古巣のロッテ戦に強い。
下記表のとおり、移籍1年目はOPS.922、打率.370を残した。
昨年もOPS.849、打率.348の好成績を収め、この4年間トータルでもOPS8割、打率3割である。
仙台に来てから放ったホームラン24本中、その3分の1に当たる8本を古巣戦で一閃している。
しかし、今年はロッテ戦で(本戦終了時)OPS.399、打率.182とらしくないのだ。
この3連戦では3戦とも5番・一塁でスタメン出場したが、相手先発が左のメルセデス、小島和哉ということもあって2試合ノーヒット。前のカードから直近21打席で1安打と、快音がピタリと止んでしまった。
これを受けて3戦目・・・(続く)
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