【戦評】2年前から1.5倍増! 数字で見る浅村加入効果の真髄~5/12○楽天8-5オリックス
パリーグ1試合20安打、一番乗り!
同一カード3連敗を阻止したオリックス9回戦は、8回まで快音途切れることのない安打攻勢になった。
ウィーラー7号ソロ、島内3号ソロのホームラン攻勢。
辰己のセーフティスクイズ成功の投バ安、オコエによる無死満塁演出の三バ安といったバントヒット。
銀次による三塁後方・左翼線沿いに落としたポテンヒットから、1塁走者を3塁に送り届ける嶋のライト前など、大技小技、快打巧打織り交ぜ、今シーズン最多20安打の大盛況。
チーム打率も.265で再びリーグ1位へ躍り出た好ゲームになった。
今季パリーグでの1試合20安打は、楽天が一番乗り。
二ケタ安打も今季36戦ではやくも20度目の達成だ。
楽天の20安打以上は、昨年6/29西武戦(E15-1L)以来。
21安打を放ち天敵・菊池雄星に2年1ヵ月ぶりに土をつけたあのゲーム以来の快挙である。
相手先発はアルバースだった。
好調イヌワシ打線が抱える最大弱点=サウスポー。
昨年のアルバースは楽天戦4先発で防御率1.04を記録。
しかし、来日2年目の今年は精彩を欠き、ここまでの6先発で防御率5.85。
そんな調子上がらない青い眼の左腕を、打線が完全攻略。
アルバースは茫然自失の3回7安打4失点、相手先発左投手のKOは4/10西武戦(○E7-5L)の武隈(4回5失点)以来2度目になった。
一方、楽天先発・福井も低調。
打線が序盤から複数得点で力強く援護したのに、それを吐き出す4回6安打4失点。
福井はここまで23回投げて被弾ゼロだったが、この日は4番・吉田正に逆方向へ会心の2ランを運ばれた。
結局、イーグルスは5回から継投作戦へ。
2回を投げた西宮、連投の宋家豪の奮戦も光り、4-4のままゲームは後半へ。
終盤、勝利の女神を振り向かせたのはイーグルス。
7回は無死満塁から嶋が中越えのタイムリー。
(これで1点しか入らなかったのは、問題あり)
8回は本日ホームラン放った島内、ウィーラーのご両人が連続タイムリーを披露。
一挙3点をあげて勝利を確定させた。
疑問残る8回ハーマン継投作戦
直後の8回裏、楽天ベンチは前日5失点炎上のハーマンをリベンジ登板に送り出す。
先頭打者安打を含むヒット2本に2暴投が重なる1失点。
連日のドタバタ劇に、背番号1の今季初8回前倒し投入へ。
なぜハーマンを使ったのか?
継投に疑問の残る場面もあったが、ともあれ連敗ストップ。
これで楽天は、日本ハム、ロッテと並んで再び2位タイに浮上し、チーム成績は36試合18勝17敗1分、勝率.514とした。
各種戦績は、直近10試合4勝6敗(得点54/失点57)、オリックス戦3勝5敗1分、ビジター8勝11敗1分、屋外球場14勝9敗、6回終了時に同点の試合4勝4敗、相手先発左投手試合5勝2敗としている。
ゲーム差は1位・ソフトバンクと2.5、5位・西武と2.0、6位・オリックスと1.5。
首位と最下位の差は6.0変わらずである。
両軍のスタメン
楽天=1番・茂木(遊)、2番・今江(三)、3番・浅村(二)、4番・島内(左)、5番・ウィーラー(指)、6番・銀次(一)、7番・ブラッシュ(右)、8番・嶋(捕)、9番・辰己(中)、先発・福井(右投)
オリックス=1番・中川(右)、2番・福田(二)、3番・大城(遊)、4番・吉田正(左)、5番・小島(指)、6番・山足(三)、7番・T-岡田(一)、8番・西浦(中)、9番・高城(捕)、先発・アルバース(左投)
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パリーグ史上初! 銀次絶好調の背景にあるもの
それにしても、目を丸くしたのはキャプテンマークの5安打である。
5/8ソフトバンク戦(○E8-7)の5安打から中3日での再現。
年間2度の5安打は球団史上初!
1週間で2度の5安打はパリーグ史上初の快挙!!だという。
この固め打ちで打率は.262から.290へ大幅アップ。
パリーグ打率十傑でも西武・秋山を僅差で上まわり9位へ浮上。
球団初の生え抜き打者1,000安打のメモリアルまで残り23本に迫る活躍をみせた。
下記に5安打を一覧にしてみた。
これを見て気づくことがある。
今年の銀次は、、、
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