【試合評】 秋田決起集会後の3戦合計スコアは4-22に~2016年5月21日●楽天イーグルス1-5日本ハム

開幕41戦終了時で3位とのゲーム差6.0は2013年以降ワースト

最下位に沈み、主将を骨折で欠いた手負いのイーグルスは、かつて指揮官が采配を揮った札幌に転戦。季節は初夏へと向かう土曜日、2連戦の初戦を戦った。

大型連休明け彼我の勢いの差、楽天の2勝5敗。日本ハムの6勝2敗が、そのまま表れた一戦になっている。

梨田監督は緊急昇格させたばかりのドラフト6位・足立祐一にプロ初出場で初スタメンマスクをかぶらせ、打撃好調の島内宏明をプロ初の3番先発起用するなどカンフル剤を打ったが、及ばず。チームは1-5で敗れ、今季2度目の5連敗を喫している。

チーム成績は6位、41勝15敗24敗2分。借金は今季最多の9に広がった。

ゲーム差は1位・ソフトバンクと10.0、2位・ロッテと7.5、3位・日本ハムと6.0、4位・オリックスと2.0、5位・西武と1.5になった。

開幕41試合を終えた時点での3位とのゲーム差、最下位に沈んだ過去2年と比べると下記の結果になり、今季の負けっぷりが未曾有の得点力不足に泣いた昨季を上回る酷いものであることが、改めて確認できる。

2014年 4.0
2015年 4.5
2016年 6.0

各種戦績は、日本ハム戦2勝4敗、5月4勝10敗、ビジター5勝14敗1分、敵地デーゲーム2勝10敗1分、カードの初戦8勝7敗、先制した試合6勝8敗2分としている。

両軍のスタメン

楽天=1番・岡島(右)、2番・聖澤(左)、3番・島内(中)、4番・ウィーラー(指)、5番・銀次(一)、6番・今江(三)、7番・茂木(遊)、8番・藤田(二)、9番・足立(捕)、先発・レイ(右投)

日本ハム=1番・陽(中)、2番・中島卓(遊)、3番・田中賢(二)、4番・中田(指)、5番・近藤(右)、6番・レアード(三)、7番・谷口(左)、8番・大野(捕)、9番・西川(一)、先発・メンドーサ(右投)

幸先良く先制点は取ったが・・・

マリンで心折られる2連敗、東北2連戦で監督退場にエース大炎上。失意の4連敗を止めるには、先制点が重要だと思っていた。

どちらが先手を取るか?に注視し観戦したが、1回表、欲しかった先制点がイーグルスに入る。

3試合ぶりの先発起用になった2番・聖澤が15打席ぶりヒットで口火を切ると、3番・島内の進塁打で二進。2死2塁で4番打者の初球打ちが左翼線を襲うタイムリーツーベースになった。ウィーラーの初回先制打は打点付き内野ゴロを含めて今季5本目。(楽1-0日)

1点の援護を貰った先発レイは序盤2回を無安打零封。しかし、翌3回に激しく消耗、2点を奪われ、逆転を許した。

3回は一気に「弱点」が噴き出たピッチングになった。

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