【2023総括】 鬼門の夏場にエース奮投。則本の奮闘むなしく・・・(4)
●8月以降:27勝24敗1分
8月以降の勝率5割未満は過去6年で5度。夏場の失速が定番の楽天だが、今年はひと味違った。7月の15勝7敗に続き、8月以降も27勝24敗1分と勝ち越したのだ。
最大の要因は、チームの暑さ対策にあった。
「5月から長袖を着ての練習を実施し、交代浴やサウナで暑熱順化に励んできた」と8/6日刊スポーツ。仙台も例年にない暑さで真夏日は過去最多の66日。2021年28日、2022年27日だったから異常さがわかる。
そのなかナインは粘り強さをみせた。たとえば、日中35.7度まで上昇した8/5ロッテ戦(楽天モバイル)でNPBタイ記録の形勢7転シーソーゲームを7-6で制した一幕もあった。
則本昂大が夏場を牽引した。
例年開幕から交流戦まで快投も、夏場に調子を崩すことの多かった。昨年も勝負どころの7月8月で防御率6.13に沈んで1勝どまり。エースの失速と歩調を合わせるようにチームも優勝戦線から後退した。
繰り返される過ちを回避すべく、今年は・・・(続く)
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