来季はやくもタイトル確実! データで探る楽天・田中和基の驚異的なポテンシャルとは?!

みなさん、こんにちは!

信州上田在住、郷里の英雄・真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドに見える楽天推し、『野球太郎』『ベースボールチャンネル』など野球専門媒体への寄稿歴もあるデータマニアの@eagleshibakawaです。

さて、今シーズン最も躍動している楽天選手といえば、多くのファンがその名前を挙げる田中和基選手でしょう!

プロ1年目の昨季から攻走守の潜在能力が大幅に開花しました。

7/30現在、出場数はすでに昨年51試合を上回る52試合を記録しています。
昨年はスタメン12試合と少なく、主に代走や守備からの途中出場が多い脇役戦力でした。

しかし今年はスタメン49試合を張る正中堅手としてプレー、開幕43試合目の5/23オリックス戦(●E2-5Bs)以来、48試合連続出場が続いてます。

打率/出塁率/長打率は昨年.111/.158/.204から今年.296/.353/.457へ。
どの数値も大幅グレードアップになりました。

ぼくは両打ちは難しいと思っています。

打者から逃げていくスライダー系の厄介な球への対応がなくなるというメリットはあります。
それを踏まえても、左打席と右打席の両方をトレーニングしなければならずバットを振り込む回数・時間は他の選手よりも必然と多くなる。
そのことを考えるとスイッチヒッターは無理ゲーに近いと今も思っていますが、田中選手はいとも簡単にそのハードルを越えてきているのです。(もちろん、裏では人知れず懸命に練習しているのだと思います)

そんななか、驚かされたのは、三振率の大幅改善でした。

昨年は三振が全打席の42.4%を占める異常事態でした。
しかし今年は22.3%まで大きく減らすことに成功。

2軍落ちしていた4月に池山隆寛2軍監督の提案からノーステップ打法を取り入れたことで、「希望のない空振り」がめっきり減り、空振り率も昨年18.6%から今年12.2%へと改善、コンタクト能力も大幅に上昇しました。

ノーステップ打法は頭や軸のブレが少なくコンタクトには適しているのでしょうが、体重移動に難があるためパワーは出にくいと言われています。
しかし、オフのトレーニングの成果もあるのでしょう、飛距離も格段に伸びました。

ホームランは昨年1本から今年はやくも9本を記録。
茂木栄五郎選手、島内宏明選手に続く球団史上3人目の生え抜き選手の年間二桁本塁打にリーチをかけています。

本塁打を含むウォーニングゾーン以遠の外野大飛球という視点でも、、、

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