【戦評】 今後の6連戦日程へ「ローテ失格」の塩見貴洋~5月20日●楽天1-7日本ハム
初回3失点以上は3/31以来2度め
今季2度めの同一カード3連勝は、ならなかった。
「1回の失点が大きかった」と梨田監督。
中15日の先発に臨んだ塩見が、初回から捕まる事態になった。
ファイターズ打線に短長4安打を集められ、1四球も絡む4失点。
「カウントを取りにいったところが甘くなった」
降板後、塩見が悔やんだのは、1点を失ってなおも2死満塁、7番・岡の場面である。
結果球は1-1からの3球目。
ストライクを取りにいった137キロストレート。
このカウント球が高め甘く入る失投になり、痛打を浴びた。
打球は背走する中堅手オコエを越え、フェンス直撃。
満員御礼の走者が全員生還する3点ツーベースで、戦況不利を決定づけてしまった。
初回に3失点以上を許したのは、開幕カード2戦目の3/31ロッテ戦(●E2-6M)以来の今季2度目で、先発が早々にゲームを壊すと、打線も打線でちぐはぐ。
初回、2回と2イニング連続のゲッツーで反撃の機運も削がれてしまった。
1回は1死後、藤田が死球出塁。
しかし、3番・今江が今季117打席目にして初のゲッツー。
対左腕22打数9安打4三振の打率.409と左投手から目覚ましい戦績を挙げているベテランが、変化球をひっかけての5-4-3併殺打に倒れてしまう。
2回は1死2,1塁にゲッツーが発生する。
プロ初スタメンの岩見が、火を噴く打球を弾き返した瞬間、岩見と和製大砲候補争いを繰り広げる内田の判断ミスが発生した。
加藤のクロスファイアをみごとに応戦した岩見の打球は、あえなく三直になり、このとき、二走・内田が飛び出してしまい、帰塁できず2塁封殺になったのだ。
5/8以降の反転攻勢では、ほぼ毎試合平均1本のホームランが飛び出し、得点力の底上げに貢献していた一発攻勢。それも、今季まだ被弾ゼロの加藤を始め、敵軍投手陣に阻止され、不発に終わる。
唯一の反撃は、5点を追う6回のこと。
3安打で作った1死満塁だったが、3番・今江の犠飛で返した1点にとどまった。
チーム成績は6位、41試合14勝26敗1分の勝率.350。
5月は8勝7敗、日本ハム戦3勝5敗、ビジター9勝10敗1分、先制された試合4勝18敗。
ゲーム差は1位・西武と11.5、2位・日本ハムと8.5、3位・ソフトバンクと7.0、4位・オリックス、5位・ロッテと4.5になっている。
岡島、2014年以来の捕手出場
今季は捕手2人体制を敷き、空いた1枠を主に投手に振り分けている楽天。
緊急事態に備えた「第三の捕手」は、捕手経験のある岡島が担当している。
開幕前の対外戦では、2/14起亜戦、3/14DeNA戦、3/24巨人戦の3試合でマスクをかぶった岡島。
合計4イニングで森、ハーマン、福山をリードして無失点に抑えていた。
しかし、開幕後はマスクをかぶる機会が巡ってこず(※)、開幕41戦目にして捕手・岡島がようやく実現した。
※・・・4/8ソフトバンク戦(●E4-5H)では、2点を追う9回無死3,1塁、、、
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