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【試合感想文】 5/23楽天0-8オリックス:楽天ファンが田中将大の衰えを感じたとき

満を持して中10日登板でしたが・・・

5回5安打4失点だった前回5/12△E4-4Lから中10日。楽天ベンチが長いシーズンを見すえて先手でリフレッシュ期間を設け、田中将大本人も「時間を有効に使えた」と口にした、満を持しての神戸の夜のはずだった。

しかし結果は4/21○E8-7Fに続く自己ワーストタイでNPB通算8度目の7失点。

相手打線が3巡目の3番・中川圭太から始まる中軸対決になった5回は、クリーンアップに3者連続単打を浴び、1アウトも取れずにKO。マウンドを後続に託しベンチにとぼとぼ引き上げていくマー君の姿に往時の姿はなく、何とも言えない寂寥感を覚えてしまった。

5回にKOされたが、「あ、今日はダメだな・・・」と思ってしまったのは、3回だった。

1点ビハインドの3回1死満塁、5番・頓宮裕真をバッターボックスに迎えた場面である。

初球、2球とアウトローのスライダーで空振り、ファウルを誘って0-2、早々に追い込み1-2からの4球勝負だった。結果球はキレ乏しくストライクゾーンに滞留したスプリット。その失投を左前へ痛打され、2者生還のタイムリー。

5番の仕事でスコアが3点差に広がってしまったとき、僕は4連敗を覚悟し、田中マー君の衰えを感じずにはいられなかった。

試合展開

楽天=1番・山﨑剛(遊)、2番・岡島(右)、3番・フランコ(指)、4番・浅村(二)、5番・鈴木大(一)、6番・阿部(左)、7番・辰己(中)、8番・黒川(三)、9番・安田(捕)、先発・田中将(右投)

オリックス=1番・野口(中)、2番・宗(三)、3番・中川圭(左)、4番・森(捕)、5番・頓宮(一)、6番・西野(二)、7番・セデーニョ(指)、8番・茶野(右)、9番・紅林(遊)、先発・山下(右投)

両軍のスタメン

楽天ファンが田中将大の衰えを感じたとき

この回、ショートを守る山﨑剛のエラーが足をひっぱるかたちになった。

1死1塁、3番・中川圭に打たせたゴロは正面の6-4-3併殺コース。しかし、ツヨシが球を弾いてしまう。拙守で2,1塁と傷口を広げると、4番・森友哉には上手く拾われて満塁、そして前述の5番の2点打につながったわけだ。

1塁送球の精度は安定感を誇る山﨑剛だが、このエラーは残念。これで小深田大翔と並んでパリーグ最多タイ5失策に。

内訳はファンブル4個、後逸1個、5個中4個が人工芝ではない球場(楽天モバイルパーク、北九州、ほっともっと神戸)で記録されている。

と、まあ背番号34のエラーも痛かったのだが・・・(続く)

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2018年9月のGM就任から始まった石井体制も5年目へ突入。今年はGM職を外れて監督業に専念する総決算・集大成の戦いに。監督も「狙うのは優勝ですね。優勝以外を掴まされてもハズレ」と不退転の決意を示す今シーズンを試合感想文やコラムなどで綴ります。あなたの野球観戦の「良き伴走者」を目指して。月10回以上を所収。ただいま新規読者さん募集中!

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