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【2018総括】梨田監督の采配を狂わせた、楽天の酷すぎる「真のバント成功率」

今回は『真のバント成功率』を確認してみたい。

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そのため改めて説明すると、数年前から当方が提唱するスタッツになる。
従来のバント成功率では、こぼれ落ちてしまうところをすくい取り、実態に近づけた指標にした。

まずは下記をご覧頂きたい。

ある打者のバント成績になる。

従来指標では、バントを転がした打席結果のみを基準にして算出される。
この場合だと、成功8、失敗2のため、バント成功率は80.0%だ。

しかし、実際は、この打者は16打席でバントを試みていた。(下記参照)

バントファウルやバント見逃しストライクなどで追い込まれ、やむなく打って応戦。
進塁打すら打てず空三振に倒れたケースや、進塁打で同じ形を作ったり、リカバリーヒットを弾き返したりした打席も、じつは複数あったのだ。

より実態に即した評価をするとき、これらのアットバットも分母に入れるべきでは?という視点からスタートした。

ちなみに、前述のバント試みながら2ストライクを取られた後の空三振、二ゴの進塁打、中安などは、その結果がバントと同じか、それ以上の好結果をもたらした場合でも、当初、指揮官が望んだ作戦を実行できなかった点は変わらない。

結果オーライの要素が強いので、「失敗打席」にした。

また、走者なしからのセーフティバントでの安打出塁は対象外にしている。
これは走者有での犠打と、走者なしのバント安打出塁は、当然後者のほうが難しく、難易度が全く異なるからだ。

・・・というわけで、従来指標では80.0%の上記打者は、『真のバント成功率』では66.7%になるわけだ。

80.0%は、ほぼほぼ決めてくれる好印象になる。
しかし、66.7%と聞くと「3回に1回はバント失敗か・・・」という判断になる。
受け取る印象が全く異なるのだ。

そのことを踏まえた上で、楽天の『真のバント成功率』を確認してみよう。

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