【試合観戦記】 5/6オリックス4-2楽天:「本来ならば・・・」。解説・大塚孝二さんも指摘した防げたはずの3失点
序盤最大の山場を迎えた今江楽天
楽天は今季3度目の3連敗。
この3連敗は相手先発が全て左投手によるゲーム、当該ケースはいつ以来か?とけっこうさかのぼってみたけど、出てこなかった。
報道によると、秋田に転戦する水曜日ナイターでオリックスは宮城大弥の先発が予定されているという。
金曜日から始まる敵地ライオンズ3連戦でも、先週の金・土・日と同じローテどおりなら、武内夏暉と隅田知一郎の左2枚に天敵の今井達也という顔ぶれが予想されるのだ。もしくは平良海馬、松本航、今井か。どちらにせよ、難敵ぞろいになる。
イーグルスは交流戦前のペナントレース、最大の山場を迎えたと言えそうだ。
防げたはずの3失点
先発・荘司康誠は5回4安打4失点。しかし4回2死3,2塁から浴びたセデーニョ3ランは小深田エラーが絡んでいたため自責がつかず、5回1自責点となり防御率は5.63から4.71へ良化した。
それにしても、セデーニョの6号3ランは防げた失点だった。
直前の1死3,1塁、4番・森友哉の一ゴを処理した阿部寿樹の判断はどうだったのか。マスターの正面に飛んだ強めのゴロで3-6-3の併殺を狙える場面だった。しかし、彼はバックホームを選択。三走の三本間挟死を狙ったわけだ。解説・大塚孝二さんも「本来ならば・・・」と指摘した疑問残る場面になった。
5/4●M2-0E(楽天モバイル)でも似たような光景があった。4回1死3,1塁だ。
右打者の打球はピッチャー正面のゴロ。1-6-3併殺を狙える場面だった。しかし内星龍はバックホームを選択。三走はアウトにできたが2死3,2塁と塁上にランナーを残す結果になり、一打で2者生還のリスクを作ってしまう。後続を断ったから事なきをえたものの、このときも解説・野口寿浩さんがゲッツーにいかなかった判断を指摘していた。
ただし、ああいう場面はチームで約束事があるとも聞く。もしバックホームが最優先なら、そういう取り決めにした塩川達也1塁内野守備走塁コーチの判断はどうだったのか?ということになる。
準備不足が露呈した太田光の配球
そしてセデーニョへの結果球だ。
荘司は「失投ですね」「投げミスですね」。
確かに失投だった。太田はインハイ。釣り球要求の配球だった。それが太田のミットより低いところに入る失投になってしまい、一閃されてしまった。
しかし、僕は責任の半分程度は太田の配球にあったとみている。
この日、荘司が右打者へ投じた・・・(続く)
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