星野仙一副会長が考える粛清人員整理リスト2016。楽天の戦力外候補を予想してみた（１）

こんにちは。故郷の英雄･真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドに見える信州上田在住の楽天ファン、楽天イーグルスを定点観測しながら「ベースボールチャンネル」や「週刊野球太郎」など他媒体にも寄稿する@eagleshibakawaです。

さて、例年は8月の恒例企画になっていた戦力外通告予想記事。今回は7月下旬のこのタイミングで1発目をアップしたいと思います。

というのは、現在、楽天は3位とのゲーム差12.5をつけられており、今季のプレーオフ進出は、ほぼほぼ絶望的。西武とオリが楽天以上に酷いおかげで順位こそ4位を維持していますが、勝率や得失点差で見ると、開幕88試合時点の現在の成績は、いずれも最下位に沈んだ過去2年よりも酷い状況で、もはや完全なる終戦だからです。(下記表参照)

現在、イーグルスの支配下選手は上限いっぱいの70人。さらに育成選手11人を数える総勢80名の大所帯です。

仮に秋のドラフトで育成含む7名の新人選手を取り、新たな助っ人を2人連れてくるとなると9人の枠が必要になる。開幕前までにあるい程度の枠の余裕を残したいとするなら、今オフ、クリムゾンレッドのユニフォームを脱がなければならない選手は合計14人と言えそうです。

本稿では3回に分けて、戦力外、現役引退、FA等権利行使による他球団移籍やトレードなどを含めて、今オフ、楽天を去るかもしれない支配下14人＋育成数人を予想してみたいと思います。

※ご注意：当該選手の熱烈ファンの方が読むと気分を害するような、きつめの表現が所々にございます。あらかじめご了承の上、各自、自己責任でお読み下さい。

※成績は全て7月27日終了時データです。

1回目の今回は、支配下4人＋育成1人を予想してみました。それではどうぞ。

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●栗原健太

「来年からイーグルスにお世話になることになりました栗原健太です。東北、山形の出身です。ちなみに実家は焼肉屋です」。

昨年暮れ、倉敷入団テスト合格4人組の入団記者会見、栗原が開口一番に発した言葉が、実家の焼肉マルタイの宣伝だった。30半ばの大人がフォーマルな席上でTPOを無視したありえない発言。昨年の最終戦、デーブ監督が最後っ屁のようにかました居酒屋開店親父発言と同じレベルである。

それはさておき、栗原入団で一番ウハウハだったのは、楽天の山形営業ではなく(山形主催試合の1試合平均観客数は前年比約204人減である)、実家の焼肉屋だったのでは?と勘繰らざるを得ない事態だ。

1軍出場はなく、2軍でも29試合84打席で打率は.203に低迷。1軍通算70回以上の投手との対戦でも30打数5安打の.167。痛めた右肘の影響に加齢、使用球も飛ばなくなり、通算153本塁打の打棒は完全に錆びついた。広島が2軍でも徹底して干したのが分かる気がする。

●ケニー･レイ

太平洋を股にかけた8カ国10球団以上に及ぶロングジャーニー。その終着点が近づいてきた。今年は交流戦前夜5月リーグ戦、球宴直前7月西武戦、合計4試合に先発したが、防御率7.27、4戦2敗と精彩を欠いた。持ち味の制球力が影を潜め、外野飛球の25.9%がウォーニングゾーン以遠を襲うありさま。自身が持つNPB外国人最年長勝利の更新はお預けのまま、仙台に別れを告げることになりそうだ。

投球スタイルは右打者には内角へツーシーム、外角にスライダーの投げ分けで被打率.226と手玉に取ったが、左打者には内角スライダーの選択肢を所持しなかったこともあり、通算.301と苦手にした。

開幕4戦4勝を飾った昨年も6月13日以降の54.1回では防御率4.97だったこと、今年11月で42歳という加齢もあり、球団は今季ブリガムとセットで「1人前」と想定したはずで、この事態は織り込み済みか。そうは言っても、あの紳士なお立ち台発言を、もう1度聞きたかったファンは多いはず。残念。

※この後、3選手について書いています。

※ここから先は有料エリアでお楽しみ下さい。缶ビール1本程度でお楽しみ頂けます。なお、きつめの批判調になる箇所もあり、当該選手の熱烈ファンの方が読むと気分を害する可能性もあります。あらかじめご了承の上、各自、自己責任で御購入下さい。

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