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【試合評】7回1安打無失点なのに8回継投。使い所を誤らなかった首脳陣の好判断~7月19日○楽天3-2日本ハム


札幌より30分早く始まった北九州では、2位の若鷹軍団が3位・西武と激しすぎるシーソーゲームを演じていた。

先手を取られたソフトバンクは4回、甲斐の2打席連続ホームランなどで追いつくも、その直後に二番手・モイネロが逆転を許してしまう。
再び追う展開のホークスは5回に4番・内川のソロ弾で同点。
翌6回には明石の犠飛で1点勝ち越し成功。
しかし、1点リードで迎えた終盤8回、セットアッパーの岩崎が金子にソロホームランを撃たれ、ゲームは振り出しに。

はたして両軍合計28本のヒットが乱れ飛んだ乱打戦は、ソフトバンクに軍配が上がった。
振り出しに戻った直後の8回、西武四番手・牧田、五番手・シュリッターを4連打含む短長5安打で打ち崩し一挙4得点。
打ち合いをスコア10-6で制し、後半戦最初のカードを3タテで飾っていた。

両軍のスタメン

楽天=1番・島内(中)、2番・ペゲーロ(右)、3番・岡島(左)、4番・ウィーラー(三)、5番・銀次(二)、6番・アマダー(指)、7番・今江(一)、8番・三好(遊)、9番・嶋(捕)、先発・岸(右投)

日本ハム=1番・西川(中)、2番・松本(左)、3番・中田(一)、4番・レアード(三)、5番・田中賢(二)、6番・大谷(指)、7番・岡(右)、8番・市川(捕)、9番・石井一(遊)、先発・上沢(右投)


めくるめく展開で僕ら楽天ファンの気を揉んだ北九州を尻目に、札幌ドームのファイターズ12回戦は、いたって平穏、凪の状態だった。

それもそのはず。
楽天先発は「Mr.安定感」、「上質を知る男」の岸である。
いつもどおりのハイクオリティスタート、7回1安打無失点のゲームメイクをみせて8勝目。

打っては2回に4番・ウィーラーの20号ソロで先制。
6回には2死満塁からワイルドピッチで追加点。
8回には6番・アマダーが7月1日ソフトバンク戦(●E9-10H)以来となる9号ソロを放ち、合計3点目を取ったイーグルスが、スコア3-2で逃げ切った。

これでチーム成績は1位、77試合52勝24敗1分の勝率.684。
貯金を球団史上最多の28へと伸ばした。

各種戦績は、茂木離脱後12勝4敗1分(勝率.750!)、日本ハム戦10勝2敗、ビジターゲーム27勝13敗、先制した試合40勝8敗、6回終了時リードした試合42勝4敗、二桁安打試合29勝6敗1分になった。

ゲーム差は2位・ソフトバンクと1.0まま、3位・西武と11.0、4位・オリックスと16.5、5位・日本ハムと25.0、6位・ロッテと28.0とした。

それにしても、外国人による2発のホームランは大きかった。

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