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【試合観戦記】 6/7楽天2-0中日:鈴木大地、早川救った好守連発のショーケース

来週はやくも楽しみな早川隆久vs大瀬良大地

4試合連続で2失点以下に抑えたのは今季初。
楽天先発投手が4戦連続で6回以上2失点以下を記録したのも今季初になった。

1軍復帰して3年ぶり2度目の完投勝利を飾った5/3○M1-12E(楽天モバイル)から、先発・早川は6試合連続QS。
無失点投球は今季初で約1ヵ月ぶりの白星、勝敗を4勝3敗と白星先行した。

同日、ズムスタでは広島の大瀬良大地がロッテ戦でNPB史上90人目のノーヒットノーランを達成。
ローテどおりなら来週金曜日は仙台で、ノーノー大瀬良vs6戦連続QSの早川の投げ合いになりそうで、はやくも楽しみだ。

Xにも書いたが、大瀬良は2三振5四球が示すとおり、マウンドを支配して無双しての快記録ではなかった。
好調イーグルスと良い勝負になりそうで、来週の金曜日あたりには交流戦の初優勝を決めているようであれば、なおいいですね。

試合展開

楽天=1番・小郷(右)、2番・村林(遊)、3番・辰己(中)、4番・鈴木大(三)、5番・フランコ(一)、6番・阿部(左)、7番・小深田(二)、8番・太田(捕)、9番・早川(投)

中日=1番・村松(遊)、2番・岡林(中)、3番・福永(三)、4番・細川(右)、5番・カリステ(左)、6番・ビシエド(一)、7番・田中(二)、8番・加藤(捕)、9番・涌井(投)

両軍のスタメン

小郷先制パンチ、村林の進塁打、辰己視野の広さ、マスター因縁の涌井撃ち

打っては小郷が2安打と引き続き好調を維持。
交流戦10試合を終えて複数安打を6試合で記録。交流戦打率.341はチーム1位、12球団9位につけている。

相手先発・涌井の出鼻をくじいた初回先頭打者ツーベースは、外狙いの146キロ真っ直ぐが内に入る逆球失投を捉えたもの。

あと何センチかでホームランという右越えフェンス最上段直撃弾は、今季初回先頭打者の初球をスイングしにいって仕留めた2本目のヒットになった。
(4/25○F1-5E(楽天モバイル)で鈴木健矢から放った1号ソロ以来)

続く2番・村林による、二走・小郷を3塁に送り届けた進塁打の一ゴも素晴らしかった。
2-2からの変化球を何が何でも右打ちするという意識がみられた自己犠牲のバッティング。

個人的には昨年までの村林といえば、ああいうタイプに見えて右方向に打ったり、進塁打を作るのがあまり上手くはない。
そんなイメージがつきまとっていたが、今年は成長をみせている。

たとえば、本戦のように0アウト1アウト走者2塁のとき、アウトにならずに次打者に打席をつなげたり、自らのアウトと引き換えに2塁走者を進塁させた確率は、本戦を終えて下記のとおりである。

2023年 56.3% (9/16)
2024年 76.9% (10/13)

1死3塁、3番・辰己の遊ゴも、内野定位置の相手布陣をみて、三走を生還させるべく、ヒット狙いではなくあえて遊ゴを打ちにいったようにもみえるアットバットだった。チームが好調だと、選手の視野も広くなるのだろう。事実、昨年は・・・(続く)

...続きは『Shibakawaの楽天イーグルス観戦記2024』でどうぞ。

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