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【戦評】 打 線 覚 醒 ─2月17日○楽天6-3ロッテ

打 線 覚 醒

昨年12球団最低の得点力に終わったイヌワシ打線。
課題の得点力は、対外試合に入っても変わらなかった。

2/14阪神戦は6安打2得点。
2/16ロッテ戦も5安打1得点。

昨日は平石監督も「冷静に狙い球を絞らないと…」と選手に注文をつける事態に。
一夜明けて、若き指揮官のはっぱを受けた打線は『3発含む今シーズン初の二桁安打』で明朗回答で答えてみせた。

初回から9回まで毎回ランナーが出塁。
簡単には三者凡退を許さない集中力で、6-3の快勝を飾っている。
なお、特別ルールの練習試合のため、後攻の楽天がリードしていたが9回裏まで実施された。

投手陣は濱矢、石橋、宋家豪、高梨とつないだ。

濱矢は3回2失点で精彩を欠いたが、3回1失点の石橋は上々。
石橋は練習を積んできた看板球シュートを惜しげもなく投げ込む姿が印象的だった。

とくに岡を遊ゴ、二飛に退けた場面。
濱矢から2打席連続ヒットと当たっていた岡に対し、その懐を果敢に攻め、持ち味で仕留めた点は好評価だ。

宋に至っては2回完全投球!
高梨も問題ない内容で、各々順調な調整ぶりをうかがわせた。

これで楽天の対外戦成績は3試合1勝2敗に。
次回は2/20(水)に金武で日本ハムと戦う。

両軍のスタメン

ロッテ=1番・岡(右)、2番・菅野(左)、3番・中村(二)、4番・井上(一)、5番・バルガス(指)、6番・安田(三)、7番・平沢(遊)、8番・吉田(捕)、9番・藤原(中)、先発・有吉(右投)

楽天=1番・田中(右)、2番・藤田(遊)、3番・島内(左)、4番・ブラッシュ(一)、5番・ウィーラー(指)、6番・内田(三)、7番・辰己(中)、8番・太田(捕)、9番・村林(二)、先発・濱矢(左投)

幻の快飛球

打線は初回から雰囲気があった。

1番・田中、2番・藤田が連続ヒット。
ロッテ先発・有吉の前にさっそくの無死2,1塁を作ったが、併殺で逸機した。
3番・島内の左飛時に1塁走者・田中が2塁を狙ったうものの、あえなく憤死したのだ。

これは仕方がない部類のもの。
あまりにもハードラックすぎた。

というのは、島内は右翼線を襲う長打コースの快打球を飛ばした。
しかし、その痛打をライト岡がよもやの球際ダイビングキャッチ。
想像を超えるプレーに阻止されたというわけなのだ。

炸裂した長打攻勢!

気を取り直して翌2回、仕切り直しの口火を切ったのは、来日5年目のハッスルマンだった。

『開幕まで40日』を迎えた今日、今季初の実戦出場になった『背番号40』。
そんな5番・ウィーラーが、サード強襲の二塁打でチャンスを作り直していく。

すると、打線に火がつき、後続も快音で続いた。

先制点は6番・内田によるセンターオーバーのツーベース。
さらに7番・辰己のバットからは2ランが生まれ、この回は3点を奪取した。

内田の中越二は6球勝負を制したもの。
開幕カードで激突するだけあり、、、

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