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Shibakawaの楽天イーグルス観戦記【2018前半戦】

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闘将に捧げる日本一、東北に再び優勝旗を! イーグルスが真に2度めのVを狙いにいく2018年。その「前半戦」を試合評を中心とした記事で綴ります。【価格】2,890円(1日24円)【…
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#美馬学

【戦評】 藤田一也「新たな十八番芸」、今江年晶「4番の大仕事」~7月10日○楽天4-3オリックス

【戦評】 藤田一也「新たな十八番芸」、今江年晶「4番の大仕事」~7月10日○楽天4-3オリックス

球団初の山形開催の公式戦初勝利は、「奇跡の勝利」になった。

負ければ今季最大の借金21。
平石新体制後でも借金生活に突入する瀬戸際の一戦だった。

楽天打線の前に立ちはだかったのは、相手先発アルバースだ。
DAZNとのコラボ企画でシンクタンクDELTAが「上半期助っ人ランキング1位」に選んだ助っ人左腕である。
イーグルスは彼と過去2度対戦し、4/11は5回2失点(勝敗つかず)、5/22も8回無失

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【戦評】大入りの本拠地、初陣飾った「所信表明」のショーケース~6月17日○楽天8-0阪神

【戦評】大入りの本拠地、初陣飾った「所信表明」のショーケース~6月17日○楽天8-0阪神

熱気に包まれた交流戦最後のホームゲーム。
イーグルスは満員御礼2万6千人超の大歓声を背に、「新体制の門出」にふさわしい「所信表明の勝利」を飾っている。

スコアは8-0、今季7度目の零封勝利になった。

「とにかく熱く、いきいきと」。

ゲーム前、梨田監督の突然の辞任で動揺隠せないナインを前に、平石監督代行が熱く説いた想いが結実。
投打かみ合う理想の快勝で、満員御礼の本拠地に7度目にして今季初めて

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【戦評】 負の奔流に飲み込まれ、首位・西武の背中遠く「致命的」8.0差~4月14日●楽天1-5西武

【戦評】 負の奔流に飲み込まれ、首位・西武の背中遠く「致命的」8.0差~4月14日●楽天1-5西武

序盤で戦況決まった西武2回戦「徒労感」だけが残った大坂遠征。
移動日なしで足取り重く帰仙したチームに待ち受けていたエースの炎上。

開幕から続く「逆風の奔流」は、いつ止まるのか...

首位・ライオンズを迎えての3連戦。
その2戦目も「負の勢い」にあっさり飲み込まれるかたちになった。

ゲームは初回早々に動いている。

立ち上がり、先発・美馬が出鼻をくじかれ、1番・秋山に初回先制アーチを許した。(

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【戦評】「一撃必殺」と「狙撃不発」に終わった鷲の武田翔太対策~4月7日●楽天3-4ソフトバンク

【戦評】「一撃必殺」と「狙撃不発」に終わった鷲の武田翔太対策~4月7日●楽天3-4ソフトバンク

序盤3点ビハインドも、今江の3ランで同点に2度あることは3度あることになった...

前日、昨季の開幕ダッシュを連想させる快勝で連敗を止めたイーグルス。
一夜明けた本戦は大切なリスタートになるはずだった。

ところが、今回も終盤に致命的な失点を喫し、1点差ゲームを競り負けるかたちになった。

ゲームはソフトバンクの先行でスタート。
1回、2番・本多に左翼Eウィングへの1号ソロを許すと、翌2回1死満

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【戦評】 無安打内田の処遇よりも、梨田監督が真に憂慮すべき頭の痛い案件とは?~3月31日●楽天2-6ロッテ

【戦評】 無安打内田の処遇よりも、梨田監督が真に憂慮すべき頭の痛い案件とは?~3月31日●楽天2-6ロッテ

マリンの達人がまさかの炎上劇的すぎる5時間ゲームの開幕戦から一夜明けた本戦は「想定外の展開」になった。

楽天先発は昨季自己最多11勝を挙げ、今季も則本、岸とともに先発3本柱を形成する美馬。

「去年初めて二桁勝てたんで、15勝は目指したいですね」

『EAGLES MAGAZINE』の先発3本柱対談インタビューで今季の抱負をそう語っていた美馬は、ZOZOマリン通算成績16登板、で防御率2.21と

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【戦評】 鉄腕右腕による「遮二無二」ワンツースリー~3月24日△楽天2-2巨人

【戦評】 鉄腕右腕による「遮二無二」ワンツースリー~3月24日△楽天2-2巨人

オープン戦12球団1位オープン戦最後のカード、東京ドームに乗り込んでの巨人3連戦。
その第2戦は、2点先行した楽天が中盤に吉川尚2ランで追いつかれ、そのまま2-2の引き分けに終わった。

これで対外戦成績は11勝9敗3分、NPBとの対外戦は9勝9敗2分。
オープン戦成績は9勝4敗2分で1位へ。

チーム打率.277は依然12球団1位。チーム防御率3.93は8位になった。

今対外戦3度目のドローゲ

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【戦評】 新参の元若鷹が魅せた、「逆転劇」を先導する“決意”の二塁打!~3月17日○楽天5-3広島

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作戦面でもいろいろ試すことができた広島戦

日曜日まで5試合を戦う「静岡シリーズ」の第4戦。
対戦相手に2年連続セリーグ覇者の広島を迎えた3時間22分の攻防は、開幕前の貴重な修練の場になった。

作戦面では今年まだ1度も試していない「バスター作戦」「送りバント作戦」をトライすることができた。

前者は2-2同点の4回無死2,1塁、1塁走者・西巻にスタートを切らせ、渡辺直が打って出た二ゴ併。
後者は

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