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Shibakawaの楽天イーグルス観戦記【2018前半戦】

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闘将に捧げる日本一、東北に再び優勝旗を! イーグルスが真に2度めのVを狙いにいく2018年。その「前半戦」を試合評を中心とした記事で綴ります。【価格】2,890円(1日24円)【…
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#アマダー

【戦評】 5位浮上は「はるか夢」。1つ上と今季最大11.0差~7月3日●楽天2-5ソフトバンク

【戦評】 5位浮上は「はるか夢」。1つ上と今季最大11.0差~7月3日●楽天2-5ソフトバンク

西田の恩返し2年連続の青森開催、試合後のヒーローインタビューに呼ばれたのは、昨季まで楽天に在籍した西田だった。

現在、ホークスは今宮が登録抹消中。
2月のキャンプ時から悩まされた右肘の関節炎が再び悪化していた。

正遊撃手の離脱で巡ってきた先発出場のチャンスをモノにした西田が、楽天の前に立ちはだかり、移籍1号を含む4打数2安打1打点1三振の戦績をみせた。

西田に一発浴びたのは先発・古川だった。

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【戦評】味方を悩ますアマダー「負の効果」、劣化進むペゲーロの「末期症状」~6月26日●楽天1-4ロッテ

【戦評】味方を悩ますアマダー「負の効果」、劣化進むペゲーロの「末期症状」~6月26日●楽天1-4ロッテ

風速最大13m古川にとって1軍でのZOZOマリン登板は、昨年10/5ロッテ戦(●E2-3xM)以来の2度目。

昨年10月は9回途中、7安打、4奪三振、無四死球、3失点、「プロ初完投」を飾った思い出のマウンドだ。
サヨナラ負けのほろ苦い幕切れになったものの、下妻との共同作業でみせた熱投は、いまだ記憶に新しい。

しかし、あのときは穏やかで、まだ知らなかった。
この日、昨年10月にはない「マリンの洗

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【戦評】  梨田の継投ナシダ!と憤慨する人たちへ。データから見た6回継投妥当と考えるその理由~4月22日●楽天0-8オリックス

【戦評】  梨田の継投ナシダ!と憤慨する人たちへ。データから見た6回継投妥当と考えるその理由~4月22日●楽天0-8オリックス

立花社長、異例の謝罪へ今シーズン初の連勝の喜びも、つかのまの夢に終わった。

イーグルスはその後、2ゲームを立て続けに落とし、結局、本拠地に5位・オリックスを迎え撃った3連戦も負け越し。

開幕カード連続の負け越しは遂に「8」まで伸び、試合終了後、立花球団社長がTwitterでファンに向けて「申し訳ありません」と謝罪する異常事態に陥った。

打線は1番・岡島、4番・アマダーを除く打順を大幅入れ替え

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【戦評】 山下の「古巣斬り」好リードも冴えた、新世代エースの躍動~4月19日○楽天3-1ソフトバンク

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石川の絶対球を打ち砕いたアマダーの先制3号ソロ負ければ今シーズン早くも2度目の同一カード3連敗。
借金も二ケタ寸前9まで膨らむ事態になっていた本戦。

チームの窮地を救った立役者は、昨年未曾有の連敗をストップさせた高卒2年目右腕。
「次世代エース」の片鱗をみせる7回無失点のピッチングでリーグ3位の防御率に躍り出た藤平の快投だった。

貧打はあいかわらずだ。
本戦を終えても1試合平均3.33得点は、

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【戦評】  「残酷ショー」と化した満員御礼の東北開幕戦~4月3日●楽天0-2日本ハム

【戦評】  「残酷ショー」と化した満員御礼の東北開幕戦~4月3日●楽天0-2日本ハム

満員御礼の残酷ショーこんな様子じゃあ、先発・岸が自身2度目のノーヒットノーランをやってたとしても、勝てるわけがない。

満員御礼の東北開幕戦は、終わってみれば3時間4分の「残酷ショー」になった。

岸は4回1死までパーフェクト・ピッチングを展開。
6回まで2塁を踏ませず1安打に抑え、7回8回と連続でピンチを背負ったものの、落ち着いた投球で後続を断ち、8回までゼロを並べる109球の好投だった。

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【戦評】 弔い合戦への第一歩は「5時間ゲーム」の激闘に~3月30日○楽天3-2ロッテ

【戦評】 弔い合戦への第一歩は「5時間ゲーム」の激闘に~3月30日○楽天3-2ロッテ

楽天関係者全員の想いを乗せた決勝打 開幕戦は2年連続の延長戦、試合時間は3年ぶりの「5時間ゲーム」。

終電を気にする時刻に決着のついた「激戦」の決勝打は、延長12回、途中出場した藤田が放った。
相手はロッテ六番手・益田。
2死走者なしから「もらった2四球」で作った2死2,1塁でのアット・バットだった。

その前の11回に立った今季初打席は一塁への当たり損ねゴロだったが、年明けに左ヒラメ筋を痛めた

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【戦評】 極寒の所沢でみせたアマダーの気になる明暗、釜田の気になる変化について~3月21日△楽天3-3西武

【戦評】 極寒の所沢でみせたアマダーの気になる明暗、釜田の気になる変化について~3月21日△楽天3-3西武

厳しい寒さのなか、首都圏唯一のオープン戦「寒の戻り」が首都圏を襲い、季節外れの銀世界になった春分の日。
その極寒は、ぼくの在住する信州では大雪警報が発令され、都心では正午に気温1度を記録するほど。

千葉、横浜、神宮、首都圏各地のオープン戦が軒並み中止になるなか、吹雪の所沢では自然共生型のメットライフドームで、イーグルスとライオンズが激突し、3時間47分を戦い、3-3のドローゲームに終わった。

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