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【弱さを昇華させる】

生物において強みと弱みはあります。

特に人間は様々な知識や情報を
取得すればするほど
もっと支配したい欲求が出てきます。

全員がそうではないですが
成長するにつれて
未発達の時を忘れてしまい
弱さを隠そうとします。

完璧で強くあろうとすれば
弱さを見せることが
恥ずかしかったり欠点であると
捉えてしまいがちです。

かく言う私も弱さを隠して対人関係に
あくせくしていた時期がありました。

リーダーは強くあらねばならない
弱音を吐いてはいけない等
常に強がっていました。

そうすると人は建前と本音を使い分けて
自分の心情を素直に表現出来ない状態に
なっていきます。

弱さを見せるのが悪いことなんだと
勝手に思い込んでしまい最終的に
言動と行動が一致しなくなります。
つまり誠実性がない(=嘘をつく)ことです。

日本の伝統的修復技法に
『金継ぎ』があります。

金継ぎとは欠けたり割れたりした器を
漆を使って修復する伝統的な技法のことです。

この金継ぎから学び取れることは
・形になった時点で壊れるのは宿命である

・壊れること割れることは悪いことではない

・不完全であるから新しいものが生まれる

・自分は自分自身で修復できる

弱さがあるからこそ良いものが引き出せる。
潰すのではなく活かして強みに昇華させる。

今何かが欠けているあるいは
幸せな状態でないと感じているのであれば
まずはその状態を素直に受け入れることで
ゆったりと自分の内側を観察できます。

統合共生の時代に変わっていく中で
押しつぶして乗り越える捉え方をするより
リラックスして苦難・困難を受け入れ
感じるまま身を委ねるようにしていくと
すぅーっと心の中に入っていきます。

円循環するように最後は空に到達すると
真の悟りが開けて強みも弱みもない
無欲の状態になるのでしょう。




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