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特別編:19才になる前に思ったこと

*だいぶ暗い話なので、しんどくなりそうな方は最後だけ読んでください

明日は誕生日。
19歳になる。
そこでふと今までを振り返ってみた。
今から約4年前、不登校で必死に生きていた時期を。

今思えば、死にたかった訳じゃない。生きたかった。でも、息が苦しくて、死のうと思った。願望じゃなくて、意思。あの時の悲しみとか苦しんだ気持ちとか痛みはもう正確には覚えてないし、今はそんなこともあったと笑顔で話せるようになった。あの痛みは自分に必要なことだったんだと言えるようになった。でも、痛みを苦しみを忘れてしまったという気持ちもある。それでも覚えていなくても、頭にはちゃんとあの感情は刻まれていて、あの夜聴いていた歌を聴くと、日記を読むと、自然と涙が流れる。
たまに今幸せでいいのかなとか、笑っていてもいいのかとか、痛みを一生抱えていかないとと思うこともある。
だって忘れちゃったら、考えなかったら、今、同じように苦しんでいる人に寄り添えない、私の使命は成し遂げられないと思うから。
もちろん、あんなに苦しんだんだから、これからの人生幸せに決まってるって思うこともある。でも、すべてを忘れてしまったら、今まで何もなかったように生きるのはダメな気がする。
だからといって、この残酷な世の中の被害者です、私はかわいそうな子ですって振る舞うのも違う気がする。
最近、ママとお話したことがある。
大学生になった今、ずっと自分の使命を、痛みを抱えている人に寄り添うっていう使命を考え続けるのはしんどい。だから、大学生の間は人生の夏休みっていうぐらいだし、一旦考えるのはやめよう。純粋に楽しもう。公認会計士になりたいっていう、使命の他のもうひとつの夢が出来たんだし、それに向かって頑張ろう。
そう話した。
それからは純粋に楽しかった。
でも、最近その間に抱えていたすべての痛みを忘れちゃったら、どうしようと思う。忘れるのが怖い。忘れたら、使命のことを考えられなくなったら、生きている意味がなくなりそうで怖い。だって、あの日から自分の使命のために生きているんだもの。痛みを経験した者がそれをなかったものとして生きていくのは違う気がする。活用しなきゃ、自分にしかできないことなんだからと。
この苦しさから解放されたいと思う一方で、解放されたらダメだと叫ぶ自分もいる。
答えの見つかない、大きな迷路に迷ったみたいな気分。
あの時と少し似ている。
誰かに助けてほしい気もするし、そのまま消えてしまおうとも思う。
そんな気分。
今は死のうとも、消えてなくなりたいとも思わないし、しっかり両足踏ん張って立っている。
でも苦しい。生きようと決意したけど、すごく息がしにくかった時と同じ。
今、少しずつあの時の感情を思い出している気がする。
生きるけど、どうしたらいいか分からない今の自分。
早く家族のいる場所に帰ろう。
今は、一人でいるのはよくない気がする。

今まで暗い話ばかりしてきたが、もちろん誕生日は楽しみだし、ワクワクする。これまでも今も友達にも家族にも、周りにいる大人にも恵まれていると思うし、今とても楽しい。
明日は大学でケーキを食べるし、友達がもんじゃを食べに連れて行ってくれる。夏休みに入れば、地元の友達にも高校の時の先生にも会えるし、大学の友達も地元に遊びに来てくれる。
最近、こんな大人になりたいっていう先生にも出会えた。
19歳の目標は公認会計士になるために一生懸命頑張ることと、今よりももっと学びたかったことが学べるようになるから、いっぱい学んで、視野を広げ、未来の自分のために色んな道をつくってあげることだ。
19歳も楽しむぞ~!!

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