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【虎に翼】第16週(ネタバレあり)7月15〜19日感想
『虎に翼』、いよいよ新潟編に突入しましたね。
16週はとにかく優未が心配で、どうなってしまうのかとハラハラしながら見ていましたが、どうやら大丈夫そうでホッとしています。
では、ざっくり『虎に翼』16週目のあらすじを振り返りつつ感想を書いていこうと思います。
第16週「女やもめに花が咲く?
🐯 #トラつばプレイバック 🪽
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) July 15, 2024
東京から来た女判事…風当たりが強いのは百も承知!
と意気込んで臨んだ赴任初日ですが…
「ようこそ!佐田寅子支部長!」
三条支部は意外にも、大の歓迎ムード👏💐#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #遠山俊也 #望月歩 #田口浩正 #高橋克実 pic.twitter.com/b90pBZpvKK
寅子は優未と2人で新潟へ引っ越し、新生活が始まります。
新潟地家裁三条支部での寅子は、支部長として一見すると大歓迎を受けて順調に滑り出したかのように見えましたが……。
「持ちつ持たれつ」という都合の良い言葉を使ってどんどん圧を掛けてくる杉田太郎弁護士。(見るからにくせ者)
長い物に巻かれてなあなあに執り成す。
昔の田舎特有の、とでもいうのか。
寅子にはこの意味がわからない。
もちろんこんな言葉に従う必要なんて全く無いわけだけど、長くこの土地で暮らしてきた人々はずっとこの風習に翻弄され続けてきた。
だから皆んな、支部長である寅子にも当たり前に同じ条件を突きつけて来る。「持ちつ持たれつ、うまいことやりましょうよ」と。
🐯 #トラつば人物紹介 🪽
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) July 14, 2024
🪽杉田太郎 ✎ #高橋克実
🪽杉田次郎 ✎ #田口浩正
新潟県三条市の弁護士。
兄弟で地域の事件を多く引き受けている。
裁判所の職員とも懇意にしており、幅広い人脈を持つ。
東京からやってきた寅子にも愛想よくふるまうが…。#朝ドラ #虎に翼 pic.twitter.com/LM4POYUCoe
山林の境界線を巡って申し立てられた調停を担当することになった寅子に対しても、「大地主にうまいこと取り計らうように」と、この土地流のやり方で案にほのめかしてくる太郎。
一方で、書記官の高瀬はこの地に住みながらも居心地の悪さを抱えて生きている。今回の調停を進める中で、大地主である森口にちょっかいを掛けられて、思わずキレてしまい、森口を激怒させてしまう。が、ここでもまた太郎が呪いの言葉のように「持ちつ持たれつ」と言いながら俺が丸く収めてやるよと近づいてくる。なんのチカラもない高瀬にとってここは地獄なのか。
また、偶然にも現在新潟本庁に勤務している星航一と再会した寅子。
航一は寅子のことが心配で度々様子を見に来るようになっているのだけれど、もちろん鈍感な寅子がそんなことに気づくはずもない。
土地勘のない寅子が「おいしい店があったら教えてほしい」頼むから、「紹介できる店がある」と何気なく口にしただけの航一に対して、
「あら、誘ってくださるの?うれしい!」
なんて、並の人間ならば間髪入れずにズケズケと近寄れるはずがないのだ。
そうなのだ。
寅子の長所であり短所でもあるこの「鈍感力」は、今の世の中でも実は1番必要とされている力なのかもしれない。
本当に鈍感なのかもしれない、いや、あえて鈍感なフリをしているのかもしれない。どちらでも良いのだ。このメンタルの強さが必要なのだ。
寅子は持ち前の正義感で、太郎の「持ちつ持たれつ」の誘いを振り切り、高瀬書記官へも愛情を持って処分を下した。
よそ者として、「立つ鳥跡を濁さず」、自分がいなくなったあとでも高瀬が困らないようにと。
ただし波風は立てた。
そしてきっとこれからも立てる。
高瀬から見たらただのよそ者かもしれないけれど、寅子はそうは思っていないのだから。
🐯 #トラつばプレイバック 🪽
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) July 18, 2024
高瀬の暴行事件を本庁に報告し、注意処分にした寅子。
「支部長の考えをきちんと言葉で聞きたい」という高瀬に…
「この仕事をしている以上、どんなにひどいことを言われても手を出してはダメ」
そして…#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #遠山俊也 #望月歩 #堺小春 pic.twitter.com/v44wuRf6WZ
そして、ずっと心配だった優未。
新潟に越してきて誰も知り合いがいない中、一人の時間はどれほど心細いことだろう。寅子は新潟に来る際、「わたし頑張るから」と言っていたけれど、どこをどう頑張ったとしてもどうにかなるわけではない問題がありすぎる。
バタバタと帰宅してみれば、優未が一人で炊事の準備をしていたり、何かを隠してそそくさといなくなったり。花江たちから届いた手紙だって、わざわざ隣の部屋へ行って(離れた場所で)読まれた。スンとした優未の心を溶かすことはなかなか出来ない。
親子の会話のぎこちなさがいつまで続くのかと思っていた矢先、優未が「緊張するとお腹がギュルギュルになる」というまさかの優三譲りの体質であることを打ち明けてきた。
テストの点数を偽装していたのはそういう経緯があったのかと笑いながら受け入れ、「父親に似ちゃたのね」とポロリと言った瞬間、ほんの一瞬、親子間の溝が埋まったかのように見えた。
優未は寅子の口から初めて聞く自分の父親のことをもっと詳しく知りたくて、「どんな人だったの?」とあどけない顔で質問するのだが、寅子はそれに答えない。答えられない。ここで親子の溝が埋まることはなかった。
🐯 #トラつばプレイバック 🪽
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) July 17, 2024
優未のために優三のことを話せるようになりたい、と寅子。
溝を自ら作りにいくタイプだという航一は…
「溝を埋めようと必死にもがいていて、とんでもなく諦めが悪いですね」
「すみません。褒めたつもりでした」
言葉選びが下手な航一です…。#虎に翼 #岡田将生 pic.twitter.com/t7sDVbkDtn
しかし、今週(16週)中に寅子と優未の溝が埋まることはないのかと半ば諦めかけていたところに、再びチャンスはやってくる。
高瀬から差し入れられたキャラメルである。
夜中に寅子の判子をもらいに家までやってきた高瀬が帰り際に「娘さんに」と置いていったもの。
家に人が来たせいで目覚めてしまった優未に対し、
「明日のおやつにでも食べなさい」と言う寅子。
でもここで、優未が
「今食べちゃダメ?」
と言ったのだ。
「おいしいもの、一人で食べてもつまんない」と。
そうなんだよ、優三に似たのは体質だけではなくて気持ちもそっくりなんだよ優未は。おいしいものは一緒に食べたいんだよ。涙。
🐯 #トラつばプレイバック 🪽
— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) May 23, 2024
「トラちゃんが後悔せず、心から人生をやりきってくれること…それが僕の望みです」
出征前、寅子に自分の願いを伝えた優三。
そして、「…おいしいものは、一緒に」
必ず帰ってくる約束をして、二人きりの時間を胸に刻みました。#虎に翼#伊藤沙莉 #仲野太賀 pic.twitter.com/wlVFd0Jtel
優未と一緒にキャラメルを食べながら、ここでやっと優三のことを優未に話すことが出来た寅子。「お父さんのお腹ギュルギュルはこれで治したのよ」と言いながら見せてくる寅子の変顔に明らかに引いている優未。
これは優未が変顔を返してくるようになったらいよいよ親子間の溝も埋まったという解釈になるんだな、と思っていたら、早速次週の予告で優未が変顔を披露していたのを見て心底安心してしまった。良かった。
それはさておき、最後の最後で涼子様!!
まさか新潟の地で涼子様と再会することになるなんて。
いやあ、どこまで目が離せない展開が通続くの。
『虎に翼』、すでに今日(7/22)17週目がスタートしてしまったけれど、もうなんて言えば良いのか。とにかく涼子様も無事で良かった!!
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