カトマンズ近郊の村を訪れて
ナマスカール!
早いものでネパール滞在もあと3日となりました。
着いてすぐにネパールが好きになった学生たち。もっといたいという声が聞こえてきそうです…
今回はカトマンズ近郊の田舎町ブンガマティに撮影に行くという吉田さんに同行して来ました。
ブンガマティに行った当日(7/19)に21歳の誕生日を迎えた吉田さん。底抜けに明るい性格とコミュニケーション能力の高さが魅力的です。
10年前に私も撮影で訪れたことがあるブンガマティ。ネワール族の村で木彫り彫刻の村として知られており、仏像彫刻も盛んに行われています。
▼当時の様子はこちらから
しかし、この村は2015年4月25日にネパールで発生した大地震によって、煉瓦造りの建物の多くが倒壊したと聞いていました。今どのようになっているのだろうか、という思いで村を再訪しました。
カトマンズからブンガマティにはRatna Park北側の道沿いからバスに乗って行くことができます。片道30ルピーという手頃さ。タクシーで行こうとすると何千ルピーとふっかけられます。
ただ、バス停に行ってもどれがブンガマティ行きか全然わからないので、手当たり次第運転手か料金徴収のお兄ちゃんに聞きまくるということになります。乗るのは運転席の横がオススメ。景色も良いし、目的地に着いたら大体運転手が教えてくれます。
バスはブンガマティの少し手前で降りることになります。そこから村までは歩いて15分ほど。
村外れには10年前とほぼ変わらない田園風景が広がっていました。とても感慨深い…
村の中は新しい煉瓦造りの建物が見受けられ、村の復興を感じましたが、ところどころ地震の爪痕と思われるものが残っていました。
そして、昔は村中から聞こえてきていた仏像造りの音が聞こえず、木彫りの姿をほとんど見かけることができませんでした。行ったエリアが違ったのか、地震の影響なのか定かではありません…
さてさて、吉田さんの撮影に話を移しましょう。
吉田さんは、パーソナルスペースで同世代の飾らない姿を写し、その人々が抱えている不安や虚無感を捉えるということをテーマに撮影を行っています。そのためにはまずは撮影アポを取らなければいけないのですが、なかなかうまくいかないことも多く、各国で悩まされてきました。
このお姉さんにはネパール語のキーボードを使い、翻訳アプリを駆使しましたが、撮影までは繋げられませんでした。
しかしその後、食堂で従業員の女性とうまくアポを取ることができ、そのまま撮影に持ち込めました!!
暗い店内でクリップオンストロボを使用しながらの撮影。露出決定が難しい中、試行錯誤をしながら彼女の内面を捉えていきます。
撮影の後、店員さんと仲良くなった吉田さんは村の中を案内してもらったり、オススメスポット教えてもらっていました!
今回撮影に同行してみて、誰にでも躊躇なくどんどん話しかけてアポ取りをする吉田さんの気概に感服しました。何度断られても粘り強く頑張ってほしいです!
▼吉田さんのフィールドワークnoteはこちらから!
これからも学生の応援をよろしくお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?