うわさ 詩

一つの石を水たまりの中に投げた。
水の輪が広がってうわさ話のもちきり
だった。人の反響とは口で広がり
大きく花が咲く。もともと人とは
おしゃべりで、秘密主義をのぞいては
信頼ならぬ生き物だ。私は自由に
生きる事を望んで人の事など関心
ならずおしゃべり仲間には入りづらい
反響には無関心であって我の道しか
考えない。マガママ人間の部類だろう
人のうわさに動じないせいか下劣には
なりきれず、美しくもなれるんだ。
どうか下劣に落ちぶれず高い雲の上を
泳いで人を見渡す鳥でありたい!

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