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成人  詩

痛みこそあれば春の園、園児には
程遠い年頃のあかつきには琴の音が
響く。桃色の息を吐き歌いながら
喜びの園で満たす。大人への
パスポートが渡された時どんちゃん騒ぎがお似合いだが1人静かに琴の音と
過ごす。春の園は痛みはあるが
か細い神経に感謝せねば親孝行とは
言えないだろう!成人の前、思春期
にはひっかかりこけそうな私。
こけて血が出ては生命の息吹きを感じ
後から思えば懐かしい年頃。
ふりかえれば愛しい春の園。
シャシャテーンと琴の音が鳴く。
私も成人とやらに負けそうになり
涙と共に泣いた。

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