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瞑想の中の理想のラボ

私はずっと流されて生きてきました。自分の考えや意見など、存在すら考えたこともなかったので、自分で何かを選択したこともありませんでした。進学も就職も海外旅行や趣味までも、すべて親や友達など誰かの希望でした。

人生って流されていても本人の自覚なく、これが人生と思って過ごしていれば、それなりに人生っぽく良いことも悪いことも起こります。ただ、自分のチカラで人生を進めているわけではないので、つまずいて大けがをするようなことはありません。その代わり、泣けてしまうほど感動するような嬉しいことも起こりません。

セルフコントロールセミナーへの参加

セルフコントロール

それではダメだと思ったのか?いいえ、恐らく当時の私なら、魔法のように人生が好転する「なにか」を期待して、自分を変えるためにセミナーに参加したと思われます。自分の人生を人任せにしていましたから。

さて、自分をコントロールするには心身を整える必要があります。その手段としてセミナーでは、多くの時間を瞑想に費やしていました。瞑想がそれらしくできるようになったら、瞑想内で作業をするための「ラボ」を作ります。

ラボは、モノやヒトの中に入るために小さくなるステージのような台があるとか、たとえば風邪をひくなど病気になったら治せる万能薬の棚があるとか、悩みを相談できるカウンセラーが待機する場所があるとか、なんでもできてしまう作業場です。

私は左脳人間なので、ほとんど理解不能でしたが、当時から自分の家が欲しいと思っていたので、自分好みのラボをイメージするのは楽しい作業でした。その後もラボで作業することはありませんでしたが、(というか自分が小さくなるとか最後までイメージできなかったです。)カウンセラーと話をする、ひとりでゆっくりするなど、心のよりどころとして使用していました。

流されて生きている私のような人も、しっかり自分を持った人でも、どんな人でもリラックスできる空間や時間は必要です。現実世界で自分だけの空間や時間が取れない人は特に、ラボを創ってみることをおススメします。

瞑想の中の理想のラボ

瞑想の奥深くに理想のラボを創る

ラボを創るのはカンタンです。自分の好きなようにイメージするだけです。ただ、ラボは普段の瞑想の時の脳波であるα(アルファ)波ではなく、より深いθ(シータ)波に入って創ります。

瞑想の一番重要なポイントは、これは私の持論ですが、「つもりになる」ことです。

正直、どこがα波で、どこからがθ波なのかなんて分かりません。それを確認するすべはありません。でも、瞑想に集中できていると確認することはできます。それは感覚がなくなることです。自分の手がどこにあるのか?分からなくなったら瞑想成功です!

そんなことを確認しながら、まずは瞑想状態に入ります。

  1. 姿勢を正して、呼吸に意識を向けて333,222,111

  2. そこがレベル1です。さらに深く健康的なレベルへ行きます。

  3. 10~1までカウントダウン。

  4. カウントダウンしたところがα波です。(α波が出ているつもりになる!)

  5. 自由な空間です。少し好きなことをして遊んでください。

  6. もう1回10~1までカウントダウンです。(階段10段を深い所へ降りていくイメージで)

  7. 到着した場所がθ波の領域です。(もちろん!つもりです♪)

さて、そこはどんな場所で、どのようなラボを建てましょうか?

  • 入口のドアは何で出来ていて、どんな感じですか?

  • 中に入った瞬間になにが目に入りますか?

  • 壁や床の色は何色でしょうか?

  • 窓からの景色はどうでしょうか?

  • なにか考え事をしたりリラックスするために、どんな家具が必要ですか?

自由に具体的にイメージしてみてください。私のラボには、ハリーポッターに出てくるようなフクロウがいます。名前は「孔明さま」。はい、三国志に出てくる諸葛亮孔明さまから名付けました。飛び回っているだけで賢さを見せてくれたことはありませんが・・・。

ラボにいる孔明さまはこんな感じ

つらいことがあった時、当時の私のつらことといったら思い通りにならないことぐらい自分勝手ではありましたが、それでもラボに行くと癒されました。そうやって少しずつですが、癒されながら自分で考える楽しさが身についていきます。

ラボを頻繁に使用しなくなって6年ほど経ちますが、今でも年に数回はラボに入ります。今は別の住人がいるので、遊びに行くという感じです。もちろん、私の瞑想の中のお話です。別の住人のお話しはまた別の機会のお話しにします。

ここでは、私が人生を変えたいと参加したセミナーで瞑想と出会ってから、20年ほど経った今、瞑想に龍が出てきて成長していく過程や、それと同時に自分も成長していき、人生がこんなにも素晴らしいものだと気づくまでのことを記録していきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、記録していきます。

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