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1年半の学生人事経験での気付きと、それを経て思うこと

先日、インターンとしてお世話になった株式会社オンリーストーリーを卒業しました。
約1年半働き、人事として200名以上の学生との面談、インターンと新卒合わせて10名以上の採用を担当させてもらい、その他にもミートアップの企画などもやらせてもらいました。就活をしながらのインターンだったので、自分の人生に向き合いながら他人の人生にも向き合う日々を1年半ほど過ごしてきました。
ここでは、その中で得た気づきや思いを書き留めておこうと思います。

目次
・「好きなこと」の見つけ方
・キャリア観に正解はない、「納得解」があるだけ
・組織を動かす「1人の熱狂」
・1年半の人事経験を経て思うこと
・最後に

・「好きなこと」の見つけ方

採用をやっていたので、学生との面談でこういう問いに向き合う機会が多くありましたし自分自身これが特になかったので悩んでもいました。
今自分は採用人事が大好きなのですが、なぜ好きになったのかを言語化してみたいと思います。
好きになった理由は2つあって、苦にならず楽しく続けられたのと、周りから感謝してもらえたからです。
採用業務であるナビの管理や募集記事の作成、候補者との面談、選考中のフォローなどにおいて、無心で取り組めたというか、苦に感じたことはほぼありませんでした。加えて、この仕事で結果を出すことで周りから感謝・評価してもらえたので、そのおかげで更に好きになっていきました。また、好きであることに気が付いた理由として、色んな経験をしてそれらを比較できたというものがあります。例えば、人事以外でも営業系の新規事業などもやらせてもらったのですが、それに取り組んでいる自分と採用業務に取り組んでいる時の自分を比較した時に、採用業務の方が無心で楽しんで取り組めていることに気づきました。
結論、
好きなことは実際にやってみないとわからないし、
結果を出して周りから感謝されることで更に好きになるし、
やった結果好きにならなかったとしても比較材料になるので無駄ではない

と今は思っています。

・キャリア観に正解はない、「納得解」があるだけ

キャリアに対する捉え方も就活や人事の仕事でよく考えたテーマでした。特に就活では「将来これがやりたいからそのために今これをやる」といった逆算型のキャリアを求められることが多かったし、自分も当時はそれが正しいという偏見を持っていました。
しかし、人事の仕事や就活でいろんな人のキャリア観に触れ、向き合う中で感じたのは「本人が納得できていればそれでいい」というシンプルなものでした。逆算、展開、やりたいこと、ありたい姿などキャリアを考える軸はたくさんあるけど、それに正解はありません。
逆に間違いがあるとすれば、自分に嘘をつくことだと今は思います。インターン先で結果を残している人やそれ以外で自分がかっこいいと思う社会人にたくさん話を聞きましたが、皆持っているキャリア観はバラバラで、ただ一つ共通点があったのはその人の原体験に基づいた、等身大の言葉で働く理由を語っているということでした。
自分が就活をしていた時はいつの間にか「人事ウケのいいキャリア観」を作ってそれを本心だと思おうとしてしまった時期がありました。嘘をついているようで苦しかったしダサいので、もう「人に説明するためのキャリア観」は作りません。
また、納得解を見つけるために自分が有効だと思うのが、「サンプルを集めること」です。納得できるものは人によって違うし、母数が多いほどそれに出会える確率は高くなるので、色んな人のキャリア観に触れて共感できるものをいいとこ取りしていくことで、納得解を見つけやすくなると思います。

・組織を動かす「1人の熱狂」

組織と個人の話です。
急成長している会社なので、インターン期間中に様々な部署や企画が立ち上がりました。それらに関わる中で最も重要だと思ったのが計画や予算ではなく「人」で、責任者がどれだけ熱狂しているかが立ち上げの際の大きな成功要因となっていました。熱狂とは、覚悟・熱量のもと人や時間など持てるリソース全て使って目標に執着すること。これは自分自身が痛い思いをして学んだことでもあるし、ミートアップの企画を初めてやるときに一番気をつけていたことでもありました。
立ち上げでなくても、この「覚悟・熱量」はかなり大事だと思っていて、採用でもここを一番注意して見ていました。特に僕たちのように若い年代だと能力や経験は誤差であり、一番差がつくのは覚悟や熱量、そこから生まれる行動だと思っています。

・1年半の人事経験を経て思うこと

人事の経験から一番思っているのは、人の自己実現のきっかけを生み出すのはすごく価値があるということです。
10人ちょっとのメンバーが自分の担当で会社に入ってくれましたが、みんな仕事を通じて別人みたいに変わっていきました。それは単に仕事を覚えてできるようになったとかだけではなく、思考や在り方まで含めた人としての成長です。そして人の成長に比例して組織も強くなっていく。このプロセスにたまらなくやりがいを感じました。
オンリーストーリーの人事はこれでやめますが、4月から就職先では違う関わり方で「人々の働く」をより良くしていくし、「自己実現のきっかけを生み出す」というのはライフワークとしてやり続けていきたいです。
また、人事で色々学ばせてもらったのですが、それ以上に大きかったのはその環境がオンリーストーリーであったということ。
結果が出ない期間もあったのに信じて任せ続けてくれたのは本当にありがたかったし、刺激的な同年代の人たちに囲まれながら色々なことを丸投げしてもらえた環境はとても楽しいものでした。今やりたいことがあって前を向けているのもオンリーストーリーのおかげです。
とても素敵な人たちに恵まれたし、学んだこと以上にここでできた仲間が一番の財産だと思っています。またいつか一緒に仕事がしたいな。

最後に

大した実績もなくただの大学生である自分なんかの発信に価値があるのかと思ってしまう自分もいるのですが、ここで書いた気づきは自分自身忘れたくないものだし、1年半本気でジタバタしてきた結果生まれた副産物が、誰かの何かの役に立つこともあるかもと思いnoteにしました。
発信は得意ではないけど、ここではこれからも自分の近況や考えていることを発信していけたらと思います。

オンリーストーリーの卒業は自分の中でいい一区切りになったので、ここでの経験や仲間を大切に次の場所でも頑張ります!
ではまた!

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