イベント「379(みなくる)クエストクイズラリー~未知なる再発見~」砥部町
【379(みなくる)クエストクイズラリー~未知なる再発見~準備 1月13日(土)】
愛ある地域おこしスタータープログラム2回目のワークショップで浮かび上がったキーワード「国道379号」をより知ってもらうためのクイズラリーを企画しました。
特に、砥部町と合併した広田村は国道379号沿いにありますが、山道を車で移動していかなければならないため、砥部町中心エリアとの距離があるため、何か目的がないと行く機会があまりないそうです。
せっかく同じ町なのに、もっと知ってもらうことで魅力を多くの人に知ってもらいたいとこの企画を立ち上げました。
準備では砥部町文化会館内にクイズラリーのポスターを貼ったり、広田村の写真を展示したりしました。また、第2会場の坪内家でも準備をしてから、愛ある地域おこしスタータープログラム事務局メンバーと土谷さん、森川さんとで車で国道379号を進み広田村まで行きました。
【379(みなくる)クエストクイズラリー~未知なる再発見~本番 2024年1月14日(日)】
クイズラリーでは受付でシートを受け取り、砥部町文化会館内にあるクイズを解いていきます。「長曽池キャンプ場」「道の駅ひろた(峡の館)」「山村留学センター」「佐々木酒造の主家と煉瓦煙突」「上尾陶石」「銚子ダム公園」「仙波渓谷」など国道379号にちなんだクイズを砥部町文化会館のスタッフのみなさんを中心になって制作しました。
国道379号の先にある広田村の写真を展示しました。
また、379クエストメッセージマップでは、国道379号にまつわる場所の思い出などを付箋に書いて貼ってもらい、場所の記憶を共有しました。
国道379号に関係する映像を集めて上映しました。坪内家近くにあった水車の映像など、来た人は貴重な映像を食い入るように見ていました。
また、この日だけは第2会場である坪内家にはリムジンバスで行くことができるようにしました。
第二会場の坪内家は1854年に水車業を始めた旧庄屋です。砥部焼の原料となる粘土を水車の力を用いて砕いていました。国道379号沿いにあり、マルシェの開催や様々なイベントを定期的に開催するなど、建物保存だけではなく地域住民の交流の場として多くの人に愛されている場所です。
砥部町文化会館のクイズラリーを終えた人が続々と坪内家にやってきて、クイズの最終問題を解いていきました。クイズを解いた方は坪内家で開催されているマルシェやパフォーマンスを楽しみました。マルシェではもちつきや、そばづくりやこんにゃくづくりなどもおこなわれるなど、食べものに関するお店が多く出展していました。そのほかにも植物や編み物などの雑貨や工芸品などを出展している人も多くいました。マルシェを通じて、砥部町では砥部焼だけでなく、さまざまなものづくりがおこなれていることがよくわかりました。
13時からは坪内家の屋内では砥部町が生んだ詩人の坂村真民に関する詩の朗読とピアノの演奏、音楽ライブなどのパフォーマンスがおこなわれ、多くの人が鑑賞していました。
アンケートには「元々、子どもたちに自分が住む町に関心を持ってほしかったが、なかなか出たがらないタイプなので、連れ出すきっかけになり、自分も勉強になりました。」等の意見がありました。
クイズラリーを通じて、砥部町の文化資源である様々な場所が、砥部町の中心地だけではなく、中心地から少し外れた国道379号沿いにもあることを多くの人に知ってもらう機会になりました。
また、文化芸術の発信地であり、公的な施設の砥部町文化会館と、町民の自治により運営される坪内家をクイズラリーで結ぶことにより、どちらの施設の魅力を知ることができる機会になりました。
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