見出し画像

愛ある地域おこしスタータープログラムとは?

このプログラムは、愛媛県内の3つの地域で、文化芸術の第一線で活躍する講師やアーティストによる講演やワークショップを通して、 地域課題や地域資源を参加者と共に探求し、それを文化芸術と結びつけてイベントを実施しました。
このプログラムを通じて、これまでにない関係性の構築や新しい視点の共有が生まれたと考えています。
このnoteは講演やワークショップからイベント実施までのプロセスを振り返るためのアーカイブです。

愛ある地域おこしスタータープログラムチラシ表面
愛ある地域おこしスタータープログラムチラシ裏面

企画者のねこじゃらテクネ株式会社の永井氏は、本プログラムを企画するにあたり、下記のように考えました。

本プログラムのタイトルは「愛ある」「地域おこし」「スタータープログラム」の3つが組み合わさっています。「愛ある」は愛媛県ではおなじみのフレーズで、どんなものやことに対しても親しみを持つための魔法の枕言葉です。「地域おこし」は地域住民や行政により、地域を活性化させるためのさまざまなチャレンジと言えるでしょう。私はこれまでに数年間、地元の東温市で地域おこしに関するプログラムに参加してきました。また、愛媛県文化財団で長年にわたり文化芸術に関する事業を数多く手がけてきました。現在は定年退職しましたが、文化芸術で地域に変化をもたらしたいという気持ちがふつふつと沸き上がり、文化芸術に特化した株式会社を起業しました。私はこの起業した会社で、私の身近にあった「地域おこし」と「文化芸術」を組み合わせ、愛媛県に新たなイノベーションを起こすことができないかと考えるようになりました。
これまでにご一緒した文化芸術の第一線で活躍する講師の方々、一緒にアートプロジェクトに参加させてもらい美術のいろはを学ばせてもらったアーティストの方々、お世話になった各地域の文化施設のスタッフの方々や参加者のみなさんにご協力いただき、地域おこしをスタートさせるためのプログラムを実践することができました。
また、本事業は芸団協による「JAPAN LIVE YELL project」の助成金により実施いたしました。「JAPAN LIVE YELL project」の掲げる「文化芸術の根を絶やさない」というコンセプトに共感し、愛媛県内の各地域の現在を見つめてきました。
今回実施した砥部町、今治市、西予市では、行政や文化施設、法人や市民団体により、地域に根差したさまざまな特色ある活動を続けています。今回はその活動を多くの人に知ってもらう機会にもなったと考えます。
人々がお互いを認め合い、ともに柔らかな心のまま生きていくための社会を築くためのプログラムを考える行為こそが、地域を豊かにするのではないでしょうか。地域を考え、企画し、実行し、振り返る。さまざまな人が関わり、他者を思いやりながら地域を育む実践を「愛ある地域おこしスタータープログラム」ではこれからも継続していきたいと考えています。

ねこじゃらテクネ株式会社 永井誠一

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?