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しくじり社長の旅館奮闘記 Vol.9

倒産寸前を何度も繰り返し、しくじりだらけの人生を少しでも教訓として役立てられたらと思いまして、私が学んだことを配信していきます。
皆様のお役に立てたら幸いです!


【どうすれば社員は育つ?】

Vol.8の続きになります。
研修をやれば社員さんが育つという訳ではありません。では、どうしたら、社員さんは育つのでしょうか。

私はまず、社員さんがその気にならないといくらやれと言っても、本当の意味ではやらないと思います。むしろ、拒絶が始まります。その意味で私のこれまでのしくじりの中で学んだことをまとめます。

① まず、人間関係を作ること

これは、関係が出来ていることで、その人の話を聞いてみようと思います。ある種、信頼関係と言っても良いです。この信頼関係を作るためには、一緒に共同作業をやることです。何か仕事を手伝ったり、一緒にやりながら雑談したりすることで、人と人との距離が縮まります。

② 共通目標に向かうこと

これは、同じ方向を向くことということです。お互いに向き合ってしまったら、敵対関係になります。相手の向いている方向をまず理解しましょう。その先に会社の目標や上司の目標とが一致するようにしていきます。そうすることで、お互いが目指している者が共通となりますし、その人を応援する形になり、抵抗が出にくくなります。

③ 仲間と一緒に取り組むこと

その共通目標に対して、自分も含めてみんなで取り組んでいく方が長続きします。一人でジョギングするのと、仲間とジョギングするのとではどちらが続けようと思うでしょうか。私たちも早朝6時から毎日お客様の洗車をしたことがあります。みんなでやっているので、やらなきゃという意識も働きますし、終わった後はみんなでやれて良かったという清々しい気持ちになります。

④ 努力を認めること

ここで、リーダーとなる人たちは、周りの一緒にやっている人のがんばっている部分や一生懸命やっている姿を褒めたり、承認することが大事です。そのためには、周りの人たちがどうやっているか、成果ではなくプロセスをよく見てあげてください。そうしないと、細かい工夫や努力を認めることはできません。そういう些細なところに宝は眠っています。

⑤ やって良かったにすること

最後は、がんばって良かったとしないと、もう二度とするかと本末転倒になったら意味がありません。結果がうまくいかなくとも、これによって得たものが多くあることを具体的に伝えてあげることで、また次からもがんばろうということになりますし、ここまでやれば必ず成長している部分があるはずです。そこを認めていくことで、人は成長していくのではないでしょうか。

以上が、私が学んできた人を育てるやり方です。


「人は関わりの中で育つ」


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