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『自転車はスポーツ ジーロ・ディ・イタリア2021 』

少し前まで北イタリアはスッキリしないお天気が続きました。5月入り太陽の日差しが気持ちいいです。

去年から今年にかけてこれまでの公共交通機関利用から近い距離なら徒歩、自転車、電動キックスケーターでの移動が随分と増えました。相変わらず自動車での移動も多いです。
移動手段に自転車を積極的に取り入れるようになったイタリア人ですが、これまで自転車と言えばスポーツとして捉えていたひとが多い国です。イタリアでもジェノヴァやナポリなど勾配がある町では今でも需要は少ないかもしれません。
イタリア国内で人気のスポーツはもちろんサッカーですが、日本と違うところはモータースポーツや自転車も人気があるところです。

ちなみに私が見たイタリアでの人気スポーツは次のとおりでした。
ランキングは対象者により変わると思いますが、日本の上位ランキングとは顔ぶれが違うかもしれません。
1位 サッカー
2位 バスケットボール
3位 バレーボール
4位 自転車
5位 ハイキング・登山


子どもにとっても人気のスポーツはサッカーですが、自転車競技の選手になりたい子どもの声も聞くことがあります。
イタリア人に「好きなスポーツは何ですか。」と質問をすると、面白いことに「見るスポーツ?」「自分がするスポーツ?」と聞かれることが多いです。日本だとおそらく「見るスポーツ」を答える人が圧倒的だと思います。

さて、前置きが長かったですが、2021年は5月8日から自転車レース『ジロ・ディ・イタリア(Giro d'Italia)2021』がスタートしました。100年以上続く歴史ある自転車レースです。
今年のスタート地点はトリノ王宮前で、そこから各走者時差出発していきます。
蜜にならないように、あまり大きな声が出せないなど制約はありますが、ひさしぶりにアスリートたちの力強くも爽やかな姿が見られました。

ジーロ・ディ・イタリア 2021 公式サイト

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明日はサボイア家の『ストゥピニージ狩猟宮殿』からスタートです。このレースは5月30日まで3週間続き、ゴールはミラノです。
自転車競技のファンにとっては、5月の『ジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia』、7月にフランスで行われる『ツール・ド・フランス(Le Tour de France)』、8月下旬から9月にかけてスペインで行われる『ブエルタ・ア・エスパーニャ( Vuelta a España)』と楽しみなレースが続きます。

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町中の自転車道をサイクリングしたり、自転車を山に持って行ってからマイナスイオンの中でサイクリングしたり、自転車で長距離走行、それぞれのスタイルに合わせて自転車を楽しむ季節のヨーロッパです。

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写真は本日最後の走行者です。

おまけ: 伴走車はスポンサー車だと思いますがイタリアでは警察と国家憲兵(Carabinieri)などの車両にはイタリア以外のメーカーが採用されています。EU規定に賛同しているイタリアではどの国・地域の製造メーカーでも入札できます。対象車両は安全性、品質、信頼性、性能、基準を順守が重要、それに加えて保証やコスト、メンテナンスがポイントになります。ジーロ・ディ・イタリアを見物しながら車両ウォッチングしていて、自動車もバイクもイタリアメーカーを見かけませんでした。(たまたまです。)もちろん、イタリアが誇るメーカーの車両もたくさん採用されていると思います。

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