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令和3年度PTAの方向性

今年で2年勤めた小学校PTA会長の任務が終わろうとしている。

かれこれ副会長も含めれば、5年間執行部として在籍したことになるが、今年はやはり1番何も行動できなかったが、1番疲れた年でもあった。

もちろん、新型コロナウイルスによる影響だ。

全国一斉休業となったのも、1年ほど経過したが、わたしには遠い昔のようにまで思えてくる。

この1年で生活様式がかわり、マスクの着用、手指消毒が基本になった。

そして、学校も行事の縮小を余儀なくされ、PTA活動までおおきく制限されることとなった。

正体も分からず、かかったら死ぬんじゃないか?と恐怖した新型コロナウイルスに振り回され、一斉休業になったのち、休業したまま、GWに突入。

GW中には、教育委員会から連絡があり、地区のPTA会長に集まってもらい、学校再開の意見交換をしたいとの事で、2回ほど意見交換会にも参加した。幼稚園、保育園が休業しない限り、学校の休業が茶番のようにも思えたが、分散登校で様子を見ながら、緩やかに通常に戻すことで意見が一致。今は制限を受けながらでも、できる事が多くなってきたことに一安心している。

そして、先日、無事に卒業式も終了。PTAとしても今年度最後の理事会をもって、今年度の業務が終了となる。

春先出来なかった学校行事も形を変えて秋にはできるようになっているし、コロナ後を見据えた、新しい着地点・方向性を学校関係者が必死に見つけてくれた結果だと思っている。

PTAに目を向けると、ココが一番疲れる原因だったのだが、自分の立場や状況によって、コロナに対する危機感、日常生活においての価値観が個人で大きく違いすぎることとその危機感・価値観をみんなでひとつにして共有することが難しいということだ。

ある家庭は、入退院をくりかえすような障害がある子供が家庭内でいて、厳しく予防対策をしている。

ある家庭は、家族内に医療関係者がいて、毎日いえのなかでもピリピリしながら、予防対策している。

ある家庭は、よく県外に出張する、配達に行くという旦那がいて、家庭内でも感染を恐れているし、周りの目が気になる。

かたや、経済を回さないといけない。と言って毎週飲み歩くのを許す家庭もいる。

ウチの子は今年度卒業だから、行事がなくなって卒業文集の写真も少ないし、行事を一杯やって、懇親会・謝恩会もして、っていう6学年の保護者(数人だと思う)がいる。

状況が目まぐるしく変わるのを予想して、PTA行事も変更できるように規約も追記して、総会で承認してもらったが、それを逆手に6学年は好き勝手に変更して、当初の計画にないものを次々に執行部に承認も得ずに進めようとしてくる。

これには参りました。ほんと。

教育委員会からも飲食を伴う行事に関して注意することをいわれているのに、この6学年は、飲食ありの行事をぶつけてくるし、ペットボトルの飲み物はダメか?一つ一つパックになっているものならいいんじゃないか?子供達は給食食べているのに、なぜ行事はダメなのかなどと一つ一つ確認してくる。

PTAが混乱しないように、ルールとして、飲食は、全てとダメと決めた。保護者の場合は行動範囲が広いし、各家庭で状況も違う。まず不特定多数の人間が学校に来ること自体でダメ。

今度は、学校に宿泊したいとのこと。結局、それを口実に大人が夜、宴会をするのが見え見え。大人も楽しい事をって考えもダメ。

本当に自分たちの事ばっかりしか考えてない。

そうなると、他学年の保護者からは、6年生は飲食して宿泊して、親はどうせ夜、飲み会でしょ?そんなのあり得るの?なんて文句も言われる。

当然、みんな一つの考えを共有しないといけないので、6年生保護者には申し訳ないが、ルールに従ってもらうしかない。ということを執行部で決定。

ほっと一安心していたら、納得できないと学校に来て、校長に言い寄ったとの事。

・・・・・・マジか。

結局、ソーシャルを保つこと、保護者は宿泊せず、役員数名で見守るだけ。飲食はダメ。っていう妥協点を見つけて、納得してもらった。

けど、この学年はホント疲れるんです。

学校を一歩出たところで、保護者宴会はするし、お弁当を配って、近くのおうちで仲間グループで集まって食べるし。ほんとやりたい放題。

おまけに、SNSで保護者がその様子をアップする始末。そしたら、自主的にパトロールしてくださる保護者もいて、わたしにチクってくるわけです。

どうせなら、知らないままでいたかった(泣)

結局、地域内でコロナが出ようが、謝恩会はやった模様。モラルのなさに、PTA行事ではなく、有志で行ったことにしてくれ。と頼んだ上でそうしてもらった。

ほんと疲れました。

愚痴大会になってきたので、この学年の事はこのへんで終わりにして。

来年の方向性。

感じたのは、やはり先にも記した通り、危機感や価値観の違いの大きさ、そして執行部で考えた一つの恐れ方や考え方の決まりを共有することの難しさ。

ただ、それをより良い方向に導くのが、みんなの知恵だったり、ゆずりあいや思いやりといった気持ちの部分じゃないかと最近感じてる。

新型コロナによって、人が集まれない社会になり、人と人とが連携できない、分断されてしまった1年だったが、結局のところ、気持ちや心が繋がっていなければ、成り立たない組織だったなぁと感じている。

来年度のPTAも、今年度と同じような方針で動くことが決定しているそうなので、新しい着地点を見つけて、前に進むこと。

人が集まらないような会議の仕方(オンライン会議・LINE連絡・リモート会議)リモート講演会、YOUTUBE配信などを推奨すること。

とは言っても、気持ちや心のつながりが大切だということがわかったので、Youtube配信を使った情報共有、できれば、リモート懇親会・食べる時間帯と話する時間帯を分けるなどの対策をした懇親会なども考えたい。

今年度1年生の保護者は、PTA行事も行わず、どんな家庭のどんな子供が同級生にいるのか?わからなかったで、家族紹介などができる動画配信などをPTA行事にすることも検討したいですよね。

人が集まらなくても、学年のためにできることをやるのが学年PTAと言うことだ。PTA全体にもスリム化・省力化に取り組むと同時に、各専門部・学年部に特化すること。これが令和3年度PTAの方向性となるのではないでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。PTA参考になれば幸いです。

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