見出し画像

愛と正義って、尊いけど難しい。【ガンダムSEED FREEDOM】


こんにちは。EMI.です。
暖かくなったと思ったら積雪…
まだまだ冬は終わりませんね。
感染症も流行っていますし、元気に乗り超えたいものです。


さて、ついに、公開されましたね。
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』

公開から日が経ってしまいましたが、
ようやく見に行くことができました!

デスティニーから20年の時を経ての続編。
20年って、すごいですよね!
当時子どもの部類に入っていた私が大人になって続編を見ているなんて。
そして20年経っても主要キャラを演じられる声優さんたち。
色々信じられません😅

当時はただただ「可愛い女の子が出てるから」という理由で見ていたガンダムSEED。
最近改めて無印から一気見してみたらものすごく深くてすごい作品だなって思いましたね。
ちなみに当時から私の推しはラクス・クラインです!

そんなわけで。
見てみての感想を書きたいと思います。
本当に感想だけ書きますので、
SEEDミリしらな方はすみません。
あと、ネタバレ気になる方は注意です。



〈おたく的視点でテンション上がったポイント〉
⚫︎声優陣の豪華さと安心感。
 これまでの出演声優さんに加えて、
 中村悠一さん(推し)、田村ゆかりさん、松岡禎丞さん、下野紘さん、
 上坂すみれさん、佐倉綾音さん、福山潤さん、大塚芳忠さん
 なんて豪華な面々なんだ!!
 声を聞くだけで嬉しくなっちゃうのはおたくの性質ですね。
 中村さん、ちょい役かと思ったらめっちゃ主要キャラだった!

⚫︎主題歌と演出の使い方がかっこいい!
 OPからいきなりかっこいい。
 戦闘中に流れる西川貴教さんと小室哲哉さんの楽曲。
 曲と合わせたように発射する爆弾。
 作中のイメージにぴったりでいきなり泣きそうでした。
 そして最終決戦での『ミーティア』で
 一気に気持ちもお話も盛り上がりました。
 音楽の力って、すごいですね。

⚫︎20年ぶりのsee-sawの新曲。
 EDを歌っているsee-sawは石川智晶さんと梶浦由紀さんのユニット。
 お二人とも数々のアニソンで活躍されて、
 どちらも神秘的な音楽でとても好きです。
 このユニットで曲を出すのはデスティニー以来なのでは?
 再びお二人の新曲を聴くことができて嬉しい。

⚫︎アスランとシンの個人的評価が上がった!
 デスティニーの時のアスランってどっちつかずではっきりしなくて
 すごく嫌いなキャラだったのですが
 今回はものすごく考え方がしっかりして大人なアスランになっていました!
 デスティニーを経て成長したアスランだからこそ、
 キラを諭すことができたと思いますね。
 見直した!
 立場上カガリとの絡みが少なめだったのが残念だったけれど、
 妄想?シーンは笑ってしまったw

 シンも、デスティニーではだんだんフェードアウトしてく感があって
 ちょっと残念だったけれど、今回は大活躍してたし力を発揮していた!
 ちょっと気が短くてツンツンしてて、
 でも頼りにされると嬉しくなっちゃって、
 子犬みたいで可愛いやつじゃん!って思いました。
 女子からの人気出そう。
 そして、闇が深いw

⚫︎ラクス様のパイロットスーツ。
 お美しいです…❤️

⚫︎キラとラクス。
 一度はすれ違ってしまったけれど、
 なんだかんだでお互いの気持ちをしっかりと伝えることができた。
 20年越しで思いを伝え合ったクライマックスはとっても尊い。
 …なんだかんだ、2人が結ばれるまでを描いた超大作
 って感じなのでは?と、書いてて思いました。
 ずいぶん規模の大きい喧嘩のお話でしたw


〈作品に関しての個人的感想〉
この映画の主要テーマはまさしく『愛』なのかなって思いました。
愛してるのに、「必要とされてるのか?」と疑って
すれ違ってしまったキラとラクス。
「結ばれる運命なのになぜ見てくれない?」と怒るオルフェ。
「どうして愛してくれないの?」と嘆くアグネス。
男女の愛ではないけれど、
部隊の一員として本当に必要とされているのか迷うシン。
それぞれ愛したい、愛されたいという気持ちがあるのに
思うようにならなくて歪んでしまう。
でもそこでどう考えて、どう乗り越えていくか。
そんなことを描いているような気がしました。
愛は力にもなるし、憎しみにもなる。
尊いだけでは済まされないのが現実ですね。
結局、戦争の魂胆には
いろんな『愛』が絡んでくるんだろうなって
思いました。


そしてもう一つ考えたのが
『正解のない問題にいかに向き合うか』
ガンダムの世界って、基本的に戦争の世界ですね。
主人公サイドからの展開だけじゃなくて、
みんなの視点が語られるから
人それぞれの正義があって、
みんながそれぞれ「自分は正しい」と思っている。
誰が正義か悪かということが言えない。

作中のキラやラクスの心情って
ものすごく重いし、辛くて苦しいと思います。
自分の判断したことが間違っているんじゃないか?
でも誰も答え合わせなんてしてくれないし。
苦しみながら、自分で背負い込むしかない。
と思い込んでしまうキラ。
そして、本心では嫌だと思いながらも立場上判断せざるを得なかったラクス。
愛だけでは解決できないことっていっぱいある。
そういうことって、
現実においてもそういうことってたくさんあるし、
そういう判断一つで正義にも悪にもなっちゃう。

私自身も
人の前に立つことが多くなって、
私のやったこと、書いたこと、発言したことが世に出たことで、
みんなにとって嫌な方向になってしまうんじゃないかって
考えることがあります。
でもある程度年齢を重ねると
誰かに頼ってばかりじゃなくて自分で判断しなければいけない時もある。
その結果自分が正義か悪かなんて、誰にもわからないし、
どう転んでも、自分の軸がしっかりしてなければ潰れてしまう。
…答えは出ないけど、とにかく難しい。

そんな難しい問題と向き合って、前に進もうとするキラたち。
最終的にキラは周り(特に盟友アスラン)からの助けがあって
新しい考え方を知って、
ラクスはラクスの持っている考え方の軸がブレなかったから
危機を乗り越えることができた。
みんなで助け合って、自分の中にしっかり考え方を持って
自分にとっての正義と悪を考えて生きていく。
それが大切なんじゃないのかな
って、思いました。
うまくまとまらないけど。

正解の見出せない「戦争」について
現実の私たちはどう考えていくか。
戦争に限らず、自分の生活の中でも常に考えていきたい。
映画を見ながらそんなことを思いました。


でも普通に考えて、
16歳でいきなり乗ったこともないモビルスーツに乗っちゃって、
そのままパイロットになって、
今度は体調としてみんなを取りまとめる立場になって
自分のやっていることが正義か悪かに悩んで…
20歳の若者が背負うには重すぎる悩みを数々乗り越えるキラ・ヤマトって
普通にすごいと思う。
「君は十分頑張ってるよ」って
よしよししてあげたくなっちゃいますね。
えらいよ、本当に。


世の中のみなさんがどんな視点で見てたかは色々だと思いますが、
私は、「ただのロボットアニメ」としてじゃなくて
人間の物事との向き合い方を考えられる作品として
たくさんの人に見てもらえるといいなって思いました。

愛と正義って
簡単にいうけど、
本当に奥が深くて難しいな。


そんな感想でした。


ガンダムシリーズは
恥ずかしながら『SEED』しかまともに見たことがないので
そろそろ初代から手をつけてみようかな
…と思いながら何年も経っているので
今年こそは見たいです!

では。

2024.02.23


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?