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【LIVE】上白石萌音 yattokosaツアー(東京ガーデンシアター)

もう遥か遠い記憶のような、そうでないような。
07/31には、東京のライブを特別編として配信。
記事にするのはもう、遅いけれど。
私の記録としてね。

夢のような時間が過ぎていった。

07月21日東京ライブ翌日の朝。

こんな事を書いているけれど、現実の私は
コンサートから帰宅後、汗かいたからと速攻洗濯している中、
疲れて寝落ちしそのまま放置しちゃって
ツイート後、思い出して愕然としたっけ。

昨今、日常(ケ)の世界だけだった私が
非日常(ハレ)の世界に浸った21日は、
やっぱり終わると不思議な感覚で。
それまで1年に2~3回ライブという「ハレ」の世界へ行っていた私が
そういう場所に約2年ぶりに行く事になり、
妙な緊張感も持って会場に居た気がする。
昨年の今頃だったら確実に諦めていた感染者数だったし
開催もされていないだろう。
どうしても「行ける時に行きたい」とそう思っていたライブだったので、私に出来る感染対策をして向かった。
(私自身「観れない」という部分の限界が
来ているかも知れない)
今はライブ後一定期間が過ぎて
大分落ち着いたけれど
終わって数日は体調面でかなりナイーブだった。



ライブ終了時「ハレ」の状態から
少しずつ「ケ」の状態に戻る時は
フワフワ感を久々に感じて。
高揚し、呟きもいつもの私とはちょっと違っていた。

久々に
「テレビの世界にいる人を生で観た」
という感想を持ったし、心の中では、
観音様を拝むように手を合わせていた
位だった。もう、「神々しい人」の扱いになっていた。
自分でも「ケ」の世界に戻るとこの感想ってどうよ
って笑っちゃうんだけど、
それ位の高揚していたんだ。
(「ケ」の世界でもたまにそういう気持ちにはなるけれど)

席が比較的前の方だったとか、贔屓だから、
というのは置いといて・・・。
155センチに満たない彼女が大きく見えた。
隣に共演とかで常に大きな人が居ない、って事もあるけれど、
独りで舞台の真ん中にいるという事って本当にすごいと思う。

学生時代に合唱コンクールとか学校内で催された時
「人が見ている」
「人の圧が結構来る」
「音がリハーサルと違い吸われて自分の声が妙に聞こえてくる」
とか色んな事を思ったことがあるので
大人数の観客の「圧」は絶対にあるだろうな、と思うと
(彼女だけではなく)それを一身に受け止める人達を
尊敬してしまう。


少し長い開演ブザーの音のあと、
東京公演は時間の関係上、きっちり開演時間と共に幕開け。
オープニングで幕の中から光に照らされ、
影として映った彼女の存在(演出)にも心が躍ったけれど、
サビ前に幕がドンドン開いていき笑顔で手を振り登場した時の
存在感とか目に飛び込んでくる彼女の姿と歌声に
ジワジワと涙が込み上げてきてしまった。
(結局、涙は後半に差し掛かる位まで時折続いていた)
前回の配信ライブでもアカペラから始まる演出はあったけれど、
あの大きな会場で1曲目からのびやかな張りのある声と
丁寧な歌いだしと、歓びと多少の緊張が
ダイレクトに伝わってくるのはやっぱり違うし、
あの演出に全て持っていかれた、骨抜きにされた気分。
今までいくつかアーティストのライブに行ってきたが、
興奮して高揚した事がはあったけれど、
登場時に泣いたのは正直初めてだった。
自分が歳をとったからなのか・・・
自分でもビックリしていて。
久々のライブとかそういった事も加味していたんだろうけれど。
もう幸せで仕方なかった。
(配信の時は更に内側から撮影したものもあって
更に素敵な映像になっていた。とにかく、この演出大好き。)


今回のツアーのベースとなるのは、
彼女が出したカバーアルバム。
彼女の声で存分に聴きたかった。
意外に他のアルバムからも歌ったので
今回のアルバム全曲!とはいかなかった。
(あ、そもそも2枚だから曲数も多いから
選曲されない曲も多いか。)

演出として、
『まちぶせ』からの『制服』の流れもよかった。
曲を繋げて聴かせてくれた。
『まちぶせ』の吐息(?)が本番で聴けるとは。
「流石っす!」と言いたい。
『制服』も好きな曲で生で聴けて歓び。
あれ、切ないよね・・・実際にあったら辛いけれど、
体験してみたい経験でもあるよね。
(でもやっぱり実際は辛い)
『年下の男の子』は念願だった(?)”投げキッス”も最後にあった(笑)

両脇に大画面もあって画面に映る表情をしっかりと確認しつつ。
この曲の時もそうだけれど、大きな目を超見開いて歌っている時や
潤っている目だったり…
その目に(瞳に)こちらがのけぞってしまったり、
吸い込まれたり。歌も本人の空気も映像も・・・
ドンドン会場内が包まれていくようだった。


本当に曲を大切にして歌っているなぁ。
アップテンポの曲でさえも。
贔屓目かもしれないけど、彼女の歌う曲での歌詞って
「え?これ何て歌ってるの?」って思う事って少ないと思う。
(英語は私が英語に詳しくないので判断できないけれど、とてもいい発音をしていると聴いた事がある。だから発音を真似たりすることがある)
そして、全く声にブレが無い。
最初からしっかりとハリのある状態で魅せてくれた。
安心して思い切り没入して観ていられる。
観客が求めていた声を出してくれた感じ。


ライブで聴きたかった
『夜明けをくちずさめたら』
も聴けた。前回のネット配信のみのライブで
ピアノだけでやったのが凄く好きで。
今回は少しテンポアップされて、
また違うアレンジで楽しく聴けた。
この曲、今でも時々ふと涙が出てくることがある。
特段思い出などに紐づいているわけではないのだけれど。
いきものがかり水野さん、いい曲をありがとうございます!

本編最後の『一縷』の光の演出も素敵だった。
どのタイミングで歌に入るかって結構重要な部分だったろうけれど。

(当然ながら全曲凄かったんだけどね力量不足で書けない…)

アンコールの『PRIDE』は素敵でした。
優しいけれど、根っこの強さとかまで感じる曲。
私はこの曲をオンタイムで聴いていた世代なんだけど、
当時この曲には「悲しさ」とかが含まれているような
「悲しさ」からやっと立ち上がってきた女性
のような感じで捉えていたんだけど、
今回は「強さ」のベクトルが強い感じがして。
立ち上がって一歩を進もうとして、背筋がしっかりと伸びている女性
という感じで捉えました。「決意」が前面にある感じ。
ディスクで聴くよりもライブの感じが好きかも。

東京(最終)公演では、やっぱり!ゲストが登場しました。
私の予想では井上芳雄さんあたりかな・・・なんて思っていたのですが、
なんと!大橋トリオさん!マジで~!!!!びっくりしました。
彼女のお陰で知ったアーティストで、
サブスクで結構仕事中とかも聴くようになりました。
なんと生で観れるとは!
『ミルクとシュガー』『Little Birds』を。
いや、生で聴いちゃったよ。
生では心地よさ倍増。
お二人のハーモニーがしっかりと共鳴していて至福。
こんなにしっかりはまると気持ちいいんだ、って思いました。
本来『Little Birds』は大橋さんがメインを歌う場面は無いのですが
今回は途中歌ってくれて。貴重だったぁ!
彼女の下のハモリまで・・・・なんて贅沢。

そういえば、客層が結構幅広くて。
かなり御年輩の方もいらしてました。
普通にアリーナ席に70代位の方が座っていたり。
お子様連れの方も勿論。安心して観られるでしょうね。
曲も70年代の曲もありましたし。

さて、長々と書いたけれど。
生で会える歓び
生で声を聴ける歓び
生で聴きたい曲をご本人が歌っている歓び
会場の雰囲気を感じる歓び
・・・様々な歓びを感じながらの幸せな時間でした。

ファンになってよかった。
彼女を知れてよかった。

萌音ちゃん、本当にありがとう。


また会える日が出来そうなので
楽しみにしています。
そう、帝国劇場行く予定です。
前回が多分一路さんの「エリザベート」なので。
15年程経過してますね(笑)
これも彼女のお陰で行ってみようと思った事。
本当にきっかけくれていて。
映画館もライブも舞台も・・・
復活のきっかけ、全部だわ。
グッズとか購入してお礼しなくちゃ。

あぁ、、、、楽しみ。
ライブもまたやって欲しいな。
待ってますね!


↓ここから下はメモ的なもので~~~~す






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唯一「?」と思ったのはグッズ販売。改善余地ありでした。
並ぶ事になったのでどうしたって列ができて。
17時半迄の販売(といいつつ販売かなり継続していた模様)で、
17時15分位から凄い勢いで進みましたが、それまでがなぜか全然進まず。
原因は何だったのだろう?(買い手側?)
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【ガーデンシアターについて】
今後もライブが結構この会場であるので個人的なメモでもあります。

※確か深川方面からのバスと、
   東京駅からのバスがある(私は東京駅)。
 地方からくる方は東京駅からのバスに乗ると
    歌舞伎座前を通過するので
 ちょっとした観光できます。
  (確かビッグサイト行き)
 今回は、21時終了だった為、
    本数は少ないけれど帰りもバスあり。

※自席はアリーナの為、他の席種については不明。
 元々の作りが常時着席するように
    作られてない為、
 ここ最近建てられた建物にしては、
    イスがかったい(笑)
 国際フォーラムとかを経験しちゃうと、
 あの椅子の有り難さを感じる。
 (フォーラムは会議場なので、
    元々が長時間座る様に作られているし
 前との席間隔も広い)
 ガーデンシアターのイメージは、
    苗場プリンスホテルのよう。
 …って、限られた人しか理解出来ない
    言い方しちゃった(笑)
 横長、椅子は公演パターンによって
    変えられるパイプ椅子の様なもの。
 隣と前の隙間はほぼ無し。苗場の場合、
    ホテル内の会場なので
 部屋に荷物をほぼ置いておける。
    ガーデンシアターは、
 ロッカーが充実している模様
   (時間無くて実際の状況確認できず)。
 可能なら最低限の荷物だけにした方がベスト。
 久々に「結構狭いな」って思ったので。
 トイレがかなり凄くて、女性が多いライブで
    並ばず行けたのは初?
 って位。私はアリーナ席で、
    入った階のトイレ使いましたが、
 並びもせず入れちゃいました。
    コンサート時間が短いとか、
 商業施設が周りにあるとか、
    色んな条件はあるにしろ、
 並ばないことにビックリ。

サポートしてくれると、とっても喜んじゃいます♪ 嬉しいな(#^^#)