「愛がなんだ」
葉子がテルコに言った、
“あんた、不思議ちゃんじゃなくって不気味ちゃんだわ”
に笑った私。
そんなジャッジする資格なんてないのにね。
あんたも私も立派な不気味ちゃんだから、わかっちゃうんだよ。
テルコの重い想い。
恋愛において、目を逸らしてはいけない問題はいくつかある。
テルコとマモちゃん、中原と葉子の場合は「許可制の恋愛」になってしまうこと。
「王様と家臣の関係」になってしまうこと。
20代後半の恋愛はなんとなく、ダラダラと始まるものだ?
結婚しなくても幸せになれる時代だ?
違う。
年齢のせいじゃない、時代のせいじゃない。
けど怖くて現実が見れない。
色んなこと、怖くて認められない。
好きになったら好きだって、不安なときは不安だって、
体だけじゃなくて、
ちゃんと心から抱きしめてほしいのにさ。
自称ニブイ男に消費されてしまう迷える乙女達へ。
それは優しさじゃない。それは好意じゃない。残酷な執着。
きっと気づいてるでしょう?
愛がなんだ。私が好きだからそれでいいじゃん。
一番とか二番とか、恋人とか恋人じゃないとか、
そんなのどうだっていいじゃん。
そう言うなら疲れるまでやりきったらいいよ。正解なんてないんだし。
痛いなんて思わない。
誇らしく思うよ。
直木賞作家・角田光代の同名ベストセラーを「サッドティー」「パンとバスと2度目のハツコイ」の今泉力哉監督が映画化。どんなに邪険に扱われてもなお好きでいることをやめられないヒロインの滑稽ながらも切実で切ない一途な恋の行方と、そんな彼女を取り巻く人物たちのままならない恋愛模様を描いた群像ドラマ。主演は「おじいちゃん、死んじゃったって。」の岸井ゆきのと「チワワちゃん」の成田凌。共演に深川麻衣、若葉竜也、江口のりこ。
28歳のOLテルコは一目惚れした男マモルを愛しすぎるあまり、全てがマモル最優先の日常を送っていた。そのせいで仕事にも支障をきたし、会社もクビ寸前。それほど尽くしているのに、実はマモルにとってテルコは恋人ではなかった。そこのことを十分自覚しているテルコだったが、それでもマモルが大好きで、幸せだと思っていた。親友の葉子は、そんな都合のいい女で良しとするテルコの恋愛観に呆れるばかりだったが…。(all cinemaより引用)
1年ぶりくらいに在宅勤務をした今日。
新居に足を踏み入れた今日。
少しだけ昨日と違うことをしてみた今日。
突然、劇的に、変われるなんて思ってないけど、
自分に期待している自分も、そんな今日もたのしいな。
こんな日が続くわけないことも知ってるけど、
リ・スタートを何億回もしている自分が、たくましくって好きだな。
なにかしら対策をとらなければいけない問題なんて星の数ほどあるけれども
今日は金曜日。
というだけの理由でダラダラしよう~~~っと。