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「アイネクライネナハトムジーク」
ある小さな夜の曲、アイネクライネナハトムジーク。
世界はこんなにも広くて周りを見れば知らない人ばかりだけど、誰かと一緒にいるときは世界がギュギュッと詰まる感じがして不思議。
夜は人との距離を近づけてくれるようで好きだ。
確実だった輪郭がぼんやりしてきて、壁が溶け合えるような空気。
いい演技するなぁ、と思っていたよ三浦春馬。
あなたがいるおかげでどんな作品も熱を感じられたよ。
魂を少しずつ小分けにして少しずつ映画に込めていたんだね。
そんな演技をする人を世間は忘れません。
私も忘れません。
ベストセラー作家・伊坂幸太郎の同名連作短編集を「愛がなんだ」の今泉力哉監督で映画化した恋愛群像劇。偶然の出会いから始まった一組の男女の10年越しの恋の物語を軸に、様々な出会いをめぐって不器用ながらも愛おしい登場人物たちがささやかな奇跡に導かれて織りなす心温まる恋愛模様を綴る。主演は三浦春馬と多部未華子。共演に貫地谷しほり、原田泰造。
劇的な出会いを待つ会社員の佐藤だったが、駅前で街頭アンケートに答えてくれた本間紗季と恋に落ちる。そんな佐藤と大学時代からの友人・織田一真は、学生時代のマドンナ・由美を射止めた経験から、佐藤に上から目線で恋愛論を熱く語る。一方、佐藤の職場の上司・藤間は愛する妻子に去られ、途方に暮れていた。由美の同級生で出会いがないと嘆く美容師の美奈子は、いつしか声しか知らない男に恋心を抱き始める。10年後、佐藤は付き合って10年になる紗季にプロポーズをするのだったが…。(all cinemaより引用)
今でも信じられない、彼の死。
会ったこともないのに不思議だけど、なにより素を知っているような、
出演作をたくさんみていると、そんな不思議な感覚になる。
誰よりも近い、彼の魂を感じて、
画面を超えて時も超えて、
近い存在に思えた、三浦春馬。
ものすごく勝手だよね、第三者は。
原因なんて誰にもわからないものを知りたいという気持ちは
寂しさを埋めるため、受け止めきれない心の溝を見ないようにするため。
きっとこうでもしなきゃやっていられなかった、ってことなのよね。
それくらい、みんなにとって大きな存在をみんながいっぺんに失ったということだよね。
そんな勝手な第三者の私。
三浦春馬が好きだったなぁ~何度も何度も同じシーン見返したりして。
役名、役の中での仕事、セリフ、
たくさん覚えている。
忘れなければ人は生き続ける、って本当だと思う。
生きる意味、は生きていくうちに私に浸み込んでいけばいいなと思う。