複数の証券口座を持ったことと、その顛末(1)

こんばんは。

今日は、契約している証券口座の整理を始めたことについて、書いてみます。

IPOのために以前、複数の証券会社で口座を開いた

IPOとは、新規公開株(Initial Public Offering)のことで、未公開株であった株式をこれから証券取引所に上場して、投資家が取引できるようにすることを指します。

IPOの株を上場前に買っておき、株式市場で初値が付いたところで売ることで利益を得るというのが、IPO株で利益を得る方法となります。ご存じの方も、そして実際に行われている方もいらっしゃるかと思います。

ただ、IPO株を上場前に買うには、証券会社が行う抽選に応募して、当選する必要があります。よって、IPO株による投資(本当の意味での投資と言えるかどうかは、怪しい気がしますけれど)を行う際には、複数の証券会社を使って応募を行い、当選確率を上げることが必要とされています。

私がIPOを知ったのが2015年頃で、「自分でもやってみなければわからない」と考え、5つの証券会社で口座を開きました。

IPOをやってみたが、とにかく当たらない

ここはもうざっくりとした話にしてしまいますが(当時、ノートに記録を取っていましたが、既に処分してしまったため詳細は不明です)、5つの証券会社に口座を開き、少なくとも2週に1度は何かしらのIPOの抽選に応募することを、2年ぐらいはやっていたと思います。

応募した回数がわからないのが残念ですが、私が応募してIPOに当選したのは、たったの1回でした。

当初は、当選倍率が高いと言われても、「自分が応募しなければ そもそも当たる確率はゼロだ」と考え、まめにIPOに応募していました。ですが、単に応募するだけだとは言え、5社の証券会社に対してIPOの応募をするのは手間がかかることでした。

そんな状況が続きまして、「こんなに当たらないのだったら、普通に投資した方がマシなのでは?」と考え直し、IPOへの応募をやめました。その後はいわゆる投資を行うようになり、現時点では短期売買は行わず、長期保有による配当重視の方針で投資を行っています。

なお、たった1回だけ当たったIPOですが、その1回で私は損を出しています。損失は確か、数千円ぐらいのものでしたので、それ自体は大したことはありませんでした。

どのIPOも必ず利益が出るなどという保証は無論なく、応募するなら応募するでその辺の見極めは必要なのですが、比較的利益を出しやすいと言われていたIPOで損が出ましたから、当時は「何とも運が悪いというか、自身でも理解できないな、これは」と思ったものでした。

1回の当選が損で終わったというのは、それから程なくしてIPOへの応募をやめたから、そのような結果で終わったということです。

放置していた証券口座の整理を思い立ち、対応を開始

その後の投資自体、決して順調とは言えず、長期保有による配当重視の方針に切り替える前に購入した分については、ありがちな話ではありますが、塩漬けにしてしまっている分があります。損切りできないとこうなるのか、ということを身を持って知る訳ですが、何事も経験、逆に言えば経験しなければ理解できないということで、踏ん張っています。

さて、IPOへの応募をやめてからは、使用中の証券会社は1社だけという状況になっています。残りの4社は、全く使わない状態が3年ぐらいは続いていましたので、ここらでその整理を始めたところです。証券口座の解約です。

使っていないのであれば、物理的でもそうでなくても、整理する

今回、証券会社の口座の整理に入ったのは、使ってないものであればそれが物理的なものであっても、ネット上のサービスであっても、手を打っておくことが望ましいと考えたからです。所有物が多ければ、その管理には手間がかかります。

そういった手間はこれからは減らしていきたい、そう考えての行動です。

物理的なものなら、目に映ることで認識できますが、ネット上のサービスとなると、契約していることすら忘れてしまうケースがあります。これは厄介ですね。

証券会社の口座解約は、現在進行中です。2社に連絡を取り、対応を始めています。その続きはまた、後日書いてみたいと思います。

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