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ここで伝えたいこと

noteを始めることにしました。

今回は、初投稿なので、なぜnoteで発信をすることにしたのか、何を発信するのかを、自己紹介も合わせて、書いておきたいと思います。

今、私は、緑に囲まれたとある日本語学校で働いています。
(あえて、名前は伏せます)
窓を開けたら鳥と虫の鳴き声しか聞こえない静かな山の中に、なんとITエンジニア育成のための日本語学校があります。いずれはここに、新たな産業を作ろうという大きなプロジェクトの一環として運営されています。
そんなこともあって、この学校では、従来の日本語学校とは全く異なる、様々な挑戦を始めています。

私は、長年日本語学校や専門学校、また、地域の日本語教室で活動してきました。それほど多くの職場を経験したわけではないのですが、日本語教育に携わる中で、多くの学生、学習者、教職員やそこに関わる人々と出会い、多くを学び、様々なことを考えてきました。日本語教育に関わりながら、私自身も大きく進化してきたと思います。

はじめは、教室の中の学生しか見えていなかったのですが、経験を重ねるうちに、徐々に視野が広がり、社会全体を意識するようになりました。そして、果たして自分のやっていることにどんな意味があるのだろうかと考えるようになりました。
そんな思いを持って悶々としているとき、この学校の話をいただきました。どうせやるなら、従来型の日本語教育にない、新しい学校を作ろうと思いました。
今まで接したことのないタイプの経営陣、ITエンジニア、様々なキャリアを歩んできた方々と出会い、ここにも、今まで以上に様々な学びがあります。
そして今は、ここでの挑戦がこれからの日本語教育の新しい潮流になるであろうと確信しています。

この学校では、山積された様々な課題を解決するための取り組みを「Trial & Error」の精神で、力強く、ときには柔軟に推し進めています。日本語教育だけでは収めることのできない課題も抱えており、一筋縄ではいかないところも多々あります。

こんな背景もあり、この学校について描こうと思ったとき、どこに視点をおき、どこを切り取って、どのように発信すれば伝わるのか非常に頭を悩ませていました。(今も悩んでいます)見る人によっては、私の意図とは、全く異なるように見えるだろうと思うからです。
ここのところ、この学校について書きたいというリクエストもちょいちょいいただくようになりました。当初は、書きたい人が自由に書けばいいと思っていたのですが、他者の視点を通してこの現場を見たとき、私の想いが正確に伝わるとは限りません。やはり、自分の想いは自分で伝えなければと思いました。

とはいうものの、なかなか論文等にまとめる時間もないまま、予期せぬ方向に自由に転がろうとする学校運営に、道を作ることで精一杯の毎日です。

無尽に生まれる教室での「事件」
論文という形態に収まり切らない日々の「実践」
これをどう伝えるべきか。論文でなくても、もう少し肩の力を抜いて、気軽に、しかし、読まれることを前提に書いたらいいのではと思い、noteという手段にたどり着きました。

一般向けに発信するということに多少抵抗もあるのですが、これだけの貴重な経験を、私だけに収めておくのは非常にもったいない、ということで、気軽にぼちぼちと発信していくことにしました。

どのくらい書けるのか、全くもって自信がないのですが、週1回(せめて隔週)の発信を目指していこうと思っています。

以上、「ここで伝えたいこと」をまとめました。


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【2020年5月18日追記】

この初投稿をずっとプロフィールとして使用していました。上記の通り、緑に囲まれた山の中の日本語学校で実践したこと、考えたことについて、noteで綴ってきました。私にとっては、非常に思い入れのある学校でしたが、諸事情あり、学校が休止することになりました。

これを機に、2020年4月からは、フリーランスとなりました。まだまだ、この地で、この業界でできることがたくさんあると思っています。また、山の日本語学校で挑戦したことは、まだまだ書ききれていないこともたくさんあり、引き続き山の学校の挑戦についても綴っていきたいと思います。そのため、プロフィールはこのまま、追記という形で、今の状況を報告することにしました。

今後とも、よろしくお願いします。

共感していただけてうれしいです。未来の言語教育のために、何ができるかを考え、行動していきたいと思います。ありがとうございます!