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一人犬アプリで遊んだ話。 2020/12/03の日記

 今日は朝から課題と資料整理をしていた。

 晩御飯に158円で6本くらい入ってる激安ナスを焼いて食べた。100均で購入した焼き網にはまだまだ飽きが来ることはない。

 なぜか家の中のマスキングテープが一斉に無くなったので、買いに行こうと思って一日ぶりに外に出た。睡眠時に口に貼るためにも、医療用の肌に優しい紙テープでいいやと思い、近所のマツキヨに行くことにした。

 外に出て歩いていると、柴犬を連れた女性がめちゃくちゃ歩きスマホをしている場面に遭遇した。女性はスマホに夢中なのだけど、それに対して柴犬はすごくこう、真顔の権化と化していて、物憂げな毒霧に包まれたペアだと思った。毒属性のもはや紫犬だ。紫犬はその後も、飼い主の顔を見上げることなく、まっすぐ前を向いてその場から姿を消した。

 一緒の家に住んでいるのに、電車の中の乗客同士みたいな雰囲気に、ひとりで暇をつぶすことが出来ないワンちゃんは耐えられるのだろうか。なんていうお節介をかましながら、ふと犬が吠えると気持ちを文字にして映し出すおもちゃがあったことを思い出した。

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 「そういやあのヒット商品はどうなった?」とふと思い出すものってありませんか? そんな商品の一つ、2002年にタカラ(現・タカラトミー)から発売され、大ヒットを飛ばした『バウリンガル』を覚えているでしょうか。
 
 犬の鳴き声を声紋分析することで犬の感情を分析するグッズとして、愛犬家を中心に一大ブームを巻き起こしました。これは犬の鳴き声を受けて「フラストレーション」「威嚇」「自己表現」「楽しい」「悲しい」「欲求」の6種類の感情に判定する仕組みになっているそうです。そして、その感情を約200語の言葉に変換し音声とテキストで飼い主に伝えるという画期的なアイテムでした。取扱店では軒並み完売。一時は入手困難となっていました。

 そんなふと思い出される往年の大ヒット商品。今どうなってるのか?と気になり調べて見ると、2011年にアプリ『バウリンガル for iPhone』として登場していました。

引用元:

 2002年から出ていたんですね、しかも大ヒット。僕の周りの犬を飼っている人のなかで持っているのは見たことがない。
 上記のサイトで使用されているアプリ、ぜひDLしてみたい!と思ったけれど、今はもうApp Storeでは取り扱っていないみたい。残念。

 というわけで、代わりになるアプリを探してみる。

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 これは期待できる。アプリを開いて画面を進める。

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 おかしい。とりあえず使用できるところまで進めて、さっそく使ってみよう!
 このアプリの特徴は、ヒト語を録音してイヌ語に変えて犬に聞かせられることと、イヌ語を録音してヒト語に翻訳する機能を持っていること。まずはヒト語をイヌ語に変えてもらおう!

 40点くらいのクリスペプラーのモノマネはイヌ語にしたら結構威圧的な雰囲気になった。犬にとっては恐怖の存在であるのだろうか、それとも、弱い犬ほどよく吠えるというように、むしろクリス氏を見下していることを表しているのだろうか。録音ボタンには将太の寿司を意識した人生を送ってそうな風貌の人があしらわれている。聞いてくれる犬が僕の傍にはいないので、犬を飼っている人はぜひ、僕のクリスペプラーを一緒に聞いてやってほしい。

 続いて犬パートに移りたいのだけれど、先ほど言った通り僕は犬を飼っていない。仕方ないのでお見せ致しましょう。一夜限りの僕の犬道。

 一応、3パターンのワンちゃんを試したのだけど、全て僕の遠吠えは(Null)、つまり空っぽである、と判断されてしまった。だって僕は犬じゃないから。
 犬界の坂上忍みたいな人が監修なのだろうこのアプリは。昔から続けてきた”努力”と、生まれ持った天性の”犬み”がないと成すことはできない立派な芸能だ。浅はかなたくらみのことを猿芝居というが、犬芝居とは、まさに対義語にとして相応しいのでは?

 茶番も日記もおわり。

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