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れすゼミ10時間目_O!経費

れすゼミ10時間目です!よろしくお願いします!
まずは9時間目の復習です。
飲食店にとってR(家賃)はとても重要です。
コロナ禍で売上が減少する中で家賃だけは変わらず発生するため、なるべく空白の時間を作らずに24時間物件を活用できる仕組みを作りましょうというお話をしました。

R(家賃)に関してポイントは以下の3つです。
(1)使ってない時間に何ができるか
(2)お店にお客さん来なくても儲かる仕組みを作る
(3)リソースをシェアしてcashを生み出す(リソース=シェフ、キッチンなど)

上記のポイントを実践することで、コアタイム以外で家賃(固定費)を回収でき、限界利益が最終利益になる仕組みを作ることができます

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資産を有効活用することで飲食以外の収入で補っていくのかということが重要になります。
客数×客単価だけを考えるのではなく、それ以外の収入であるイベント売上やサブスクリプション、シェアキッチンによる手数料などを得る必要があるのが前回の復習です。

それではれすゼミ10時間目も講師の安部さんに教えてもらい一緒に学んでいきましょう!
ぜひ、動画や資料も一緒に合わせてご覧ください。

FLAROのO(その他経費)

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今日は FLAROのO(その他経費)について考えます。
結論から言うと全部を自分でやろうとせずに、自店舗の教育と同時に外部の専門家と一緒に動き、Oの削減を目指すというのが効率的であると考えます
O(その他経費)は節約パターン・切替パターン・お金系パターンという3つの性質に分ける事が出来ます。
飲食店に必要なO(その他経費)の内訳は大きく分けて以下の通りです。

水光熱費を売上比率で管理

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電気・ガス・水道・通信料について、自店舗節約パターンと交渉・切替パターンで削減する事が出来ます。
まず電気・ガスに関しては、当然ですが営業時間外や使用していない部屋の使用やメーター管理を行うことで節約することができます。
切替パターンは、新電力会社などに切り替えるだけで大幅割引などもあるため専門家に相談して切替を進めると即効性のあるコスト削減に繋がります。
水道は節水機を装着したり、洗浄機を無駄に使っていないかなど利用方法を見直すことで節約に繋がります。
通信料は、会社で契約している携帯電話の中で使われていない端末がないかを確認したり、キャリアを切り替えるだけで年間で見るとかなり大きなコスト削減に繋がります。

保険料や減価償却費は金系パターン

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保険料や減価償却費は金系パターンの性質に分類されます。
破損部分の修復などは火災保険対象になるものもあるので有効活用しましょう。
減価償却費に関しては、開店時どれだけ抑えられるかも重要です。
今はコロナ禍で補助金制度がたくさんあるのでどんな制度があるのかという情報をキャッチする必要があります。
また申請に関する複雑な手続きに関しては専門家に依頼し、制度を最大限活用していくべきだと思います。
またサブスクリプション型で備品のリース会社などもあり、初期費用0円で開店準備を進められるような仕組みも出てきています。

システム、手数料、消耗品は切替/交渉パターン

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次はシステム、手数料、消耗品は切替/交渉パターンでコスト削減になります。
手数料の廃油回収に関しては、手数料を支払わずに買い取ってくれるものもあります。
ゴミ回収はコスト面やコンプライアンス面がしっかりしたところを選べているか見直す必要があります。
カード手数料に関してもカード会社に交渉したり、他社に切り替えるだけでコスト削減に繋がります。
手数料や消耗品はスケールメリット(大量仕入れによるコスト削減効果など)や取捨選択によりコストカットに繋げ、利益を生み出す事ができます

システム関連図

システムに関しては関連図で詳しく見ていきます。

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各店舗の【予約管理システム】(トレタと売上【POS】を連携させ、売上データを本社側の【売上・勤怠管理システム】(れすだくと連携したり、【MAツール】(Google my businessや【人事ツール】(smart HR、【受発注管理】(インフォマートを連携させるだけでFLコスト、売上、顧客管理が一括で出来ます。
これら全てが独立せずにシステムとして連携出来ていることが重要です。

特に組織データや人事データは様々なツールやアプリケーションで管理されているため、一つのマスタが変わると全てのツールを変更する必要があります。
全てデータ連携していることが重要なので、単体のツールの月額コストを考えるのではなく、システム利用料とデータ連携に係るコストを加味した全体コストを考えシステムグランドデザインを考えます
例えば店舗のPOSを変えて店舗としてはコストが削減できたとしても、本社の売上管理システムにデータ連携出来ないとなると連携させるために本部人件費がかかるため、全体最適が実現できません。

10時間目のまとめ

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FLAROのO(その他経費)についてまとめです。
「全部を自分でやろうとしない」事がポイントです。
その他経費は項目が多いですし、コスト削減のためには交渉や調整、切替が必要になるため自店舗の教育(節約)と外部の専門家の方と協力しながら、その経費が節約・切替・お金系パターンの中のどの性質があるものなのかを見極め、全体としてマネジメントしていく事が必要です。
店舗が多ければ多いほどO(その他経費)のコスト削減が経営に大きく影響しますので、経営視点でも非常に重要なコストと言えます。

FLAROのO(その他経費)いかがでしたでしょうか?
次回は11時間目はレストラン×テックについてです。
時代の流れにより飲食店の経営のあり方も、テクノロジーの進化でどんどん変わってきています。
レストランや居酒屋とテクノロジーを掛け合わせた事例などをお話ししたいと思います。

■10時間目 配信URL(YouTube)

■10時間目 資料(Speaker Deck)


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