英語に訳すとき
言いたかったことを表現できた!というときを、生徒さんと分かち合えるのは、達成感があります。
レッスンは、軽い英語のおしゃべりから始めます。
前もって準備してきていただく場合も、その場で思いついたままの場合も、数分から数十分間、生徒さんによって、さまざまなパターンがあります。
お話ししてくださるのを聞きながら、その都度、もしくは、お話が終わったあと、内容がよくわからなかったところについて、わたしが質問します。
そして、共同作業に入ります。
英語ではどう表現したら、より伝わるのかな?
こういう表現はどう? 言いたかったことと近い?
もっと簡単な別の表現はなんだろう?
日本語をそのまま英訳しても、なかなか的を得た英語にならないことが多々起こります。
A I 翻訳サイトの協力を得ても、意味不明な表現になる…よく多発するケースは、訳そうとする日本語のレベルが、英語のレベルと見合っていないから、と言えるかもしれません。
わたしたちの英語のレベルは、母国語のレベルではないですね。
でも日本語は母国語レベル、とても高いレベルです。
大きく隔たりがあります。
日常使っている日本語は、当然、大人のしっかりした表現で、それを同等の高いレベルの英語に訳そうとする。
ギャップを埋められず、四苦八苦し、途方に暮れてしまう、というわけです。
英語に訳すときは、子どもに話すようなシンプルな日本語に直してから英訳するのが、実はコツです。単語も思いつきやすくなります。
それに、長い文章にならないほうが、会話の場合は好まれます。
そんなことをベースに、生徒さんと、
これはどう?この表現だとしっくりくる?と
確認しながら共同作業をして、
「そうです!それが言いたかったー!」
という言葉が聞けると、達成感です。