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WEBライターに必要な文章力とは?最適な勉強法を紹介

WEBライターの仕事はコピペ率を下げることや、自分の言葉で文章を書いていくことが重要視されます。そうすると自然とほしくなるのは文章力。今よりもっとレベルアップしたいと考える人は多いでしょう。
文章力を上げるためには読書がいいと聞きますが、まとまった時間や集中力が必要で続かないと困っていませんか。みんなはどんな風に勉強しているのか気になります。
WEBライターに必要な文章力とはどんなものかを知って、自分の目的に合った勉強方法を見つけましょう。

WEBライターには文章力が必要って本当?

ライターはどうして文章力がほしいと思うのでしょうか?
大抵の案件には「調べたことを自分の言葉で書いてください」や「コピペ率は〇%以下です」と書かれています。
文章力があればこのふたつに苦労することなくスラスラと書けるのではと、期待するからでしょう。
ではWEBライターには本当に文章力が必要なのかを考えてみましょう。


求められる文章によって必要な能力が異なる

文章といっても、その種類はさまざまです。なぜ文章を書くという作業に種類が分かれるのでしょうか。それは文章にも用途があるからです。

<分野と用途の例>

  • 小説やエッセー → 読者にいろいろなことを感じたり考えたりしてほしい

  • SEO記事 → 読者のニーズに合わせて必要な情報をピンポイントで提供する

  • 論文や解説文 → 考えたことや実験して得られた結果を分かりやすく説明する

  • 説明書 → 使い方を誤解なく、過不足なく伝える

自分がどの分野の文章を書いているのかを再確認して、それに的を絞った勉強方法を考えるとよさそうですね。


よい文章とはなにか?

「よい文章とはこれだ!」とはっきり定義することは難しいことです。先述の通り、文章の用途が違えばなおさらでしょう。

例えば新しく買ったトースターの取扱書に「美しい銀色のフォルムをなでるように裏側に目を向ければ、これから活躍するためのパワーを供給する入り口が見つかるはずです」と小説調に書かれていたとします。いつまで経っても電源プラグの挿し口を見つけられません。

分野と用途がずれていてはどんなに素敵な言い回しの文章でも役に立たないことが分かります。

どの分野にも当てはまる、よい文章とはどんなものでしょうか。
「よい文章とは完読される文章である」
これは新しい文章の教室という本に著されています。
この完読される文章には、必要な情報が読者の興味を薄れさせない順番で配置してあると同書では解説しています。
<出典>新しい文章の教室 唐木 元

とてもよい表現だと思いました。
検索の上位にいる記事でも、情報提供の流れが悪かったり検索意図とズレていたりしたら読むのを止めてしまいますよね。
WEBライターにとって「完読される」というのはとても大切なポイントです。


WEBライターに求められる文章は情報の足し引きが大切

WEBライターに求められる文章力とはどんなものでしょうか。
「求められている情報をピンポイントで提供し、行動を起こしてもらう」文章です。
完読してもらうことによって、読者が行動を取る可能性を上げられます。

ターゲットが青森のおいしいリンゴを買いたいと思っているときに、青森のリンゴ栽培の歴史を長々と紹介した文章を載せたとして完読してもらえるでしょうか。
私なら「それは別のコラムにしてほしいな!」と思います。

青森のリンゴにはどんな種類があり、旬はいつで、どの農家さんが通販に対応してくれるのかが順序良く並んでいたらどうでしょうか。
完読したら、掲載リンクからリンゴを注文したくなる人は多いでしょう。

情報がたくさんあり過ぎても、読者は疲れて読んでくれなくなります。
結構ワガママですよね(笑)
そこで大切になってくるのが情報の足し引きと構成力、というわけです。


日常に取り入れられる文章の勉強法

文章力を上げる方法と聞くと読書が思い浮かぶ人は多いでしょう。
語彙も増えるし、知らなかった言い回しを見つけられます。しかし仕事や家事育児の合間にまとまった時間や集中力を確保するのは大変です。
少ない時間でもできる文章力の筋トレをご紹介します。
これは私も時間を見つけては実践している方法ですが、ちょっとしたクイズを解いている気分で楽しんでいます。

4年間で5,000記事を書き、現在はWEBディレクターとして活躍されている方に教えてもらった勉強法も載せていますので、どうぞ最後まで進んでみてください。


短い文章をたくさん読んで分析しよう

日常生活の中には広告や新聞コラムなど、短い文章の中に伝えたい言葉をぎゅっと濃縮させた文章があふれています。

例えば

  • ダスキンやJAFなどの会報誌のコラム

  • 新聞のテレビ欄の下

  • Twitterのつぶやき

  • 電車内の広告

  • マクドナルドのトレーの紙

探せばキリがないほどたくさんありますよね。
これらは文字数が決まっています。140文字から多くても500文字程度のものが私のお気に入りです。
読んでいる時間は30秒から3分程度でしょうか。

これらの誰もが読むともなく読んでいる文章のターゲットは、WEBライターが情報を届ける読者とよく似ています。
どんなところが似ているかというと「情報を届けて、行動(購入や受講など)につなげること」が目的の場合が多いからです。

これらを読んで、自分なりに文章を書いた人(作者とします)が誰をターゲットにしていて、何を伝えようとしているのかを考えます。
読み終わっているので、この考える作業は頭の中だけででき、場所や時間を選びません。

考えることの例

  • 文章のターゲット、伝えたい主旨

  • 情報の見せ方や順番(構成)

  • 文章のすごいところはどこか

  • もう少しだなと思うことはなにか

いつも同じことを考察しなくてもいいです。
単に人の書いた文章を楽しむだけの回があっても構いません。
そのときにあなたが気になったことを深堀してみましょう。
覚えていなくても大丈夫。
一日に何度もやっているうちにあなたの中に知識が貯まっていきます。

短い文章を読むメリットをまとめてみました。

  • 読む時間が短く済む

  • 手間が少ない

  • タダ

  • 幅広い知識も手に入る

  • 癖のない文章を知れる

  • トンマナの勉強になる

いいことがたくさんありますが、実はデメリットもあります。

  • 読んだだけでは書く力は上がらない

インプットにはいい方法なのですが、学んだことは「自ら書く」というアウトプットが大切です。
いいなと思う文章に出会ったら、マネをして書いてみましょう!
noteやブログで公開して「いいね」がもらえると励みになり、アウトプットがはかどります。
ぜひやってみてくださいね。

まとめ

 ・自分がライティングに必要な技能はなにかを把握する
 ・文章力向上のためには書きまくれ!
 ・インプットはトンマナを意識するとよい

さまざまな勉強方法があります。無理なく日常生活の隅でできる方法で文章を身近に感じながら「勉強をするともなくする」状態を作れるといいですね。
私も引き続き、模索しようと思います。がんばりましょう。

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