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漫画「ましろのおと」全31巻を2日間で読んだ話

入りはアニメからだった。
母に「面白い」と進められて観始めたのである。
オープニング映像から【監修:吉田兄弟】の文字があり、「そんなの絶対最高じゃん」と確信した。
思った通り三味線の音楽は最高だったし、エンディング曲も「この歌声知ってるなぁ…ミリヤじゃん~~!」と驚いた。
ウチラの加藤ミリヤじゃん。(平成生まれ)(聴かずに生きてきたけど)
ってかマジ雪くんかっこよくね?ってかユナさんも最高じゃね?でもあーし雷先輩も結構好きだしッ。
という感じでまんまとハマり、アニメも数日で見終わったと思う。
最終回まで見終わると、また一話から見始める程だった。

▼あらすじはこちら。

津軽三味線を背負い、単身、青森から東京へやってきた津軽三味線奏者・澤村雪。師でもあった祖父を亡くし、自分の弾くべき音を見失ってしまった雪だが、様々な人々と出逢いながら今、自らの
音を探す旅を始める。羅川真里茂が贈る唯一無二の津軽三味線×青春ストーリー!
月刊少年マガジン公式サイトより


母に「アニメ面白かった」と連絡するとすぐに「漫画大人買いしようと思うんだけど読む?」と返ってきた。
読む読む。読むに決まっている。
大人買いするあたり私の母である。オタクの子はオタク。

年末年始は実家に帰れなかったので、1月の三連休で【ましろのおと一気読み帰省】を決行した。
結果、土曜日の夜~日曜日の夜で読み切った。


※ここからネタバレを少し含みます



まず、アニメは高校の「三味線愛好会」で参加した最初の三味線コンクールのところで終わるのだが、私はこの三味線コンクールで優勝するまでの過程を描いた物語かと思っていた。
が、漫画で続きを読んでみるとコンクール直後に即高校辞めた。まさかの即辞めた。
卒業ではなく退学っていうね。てっきり高校生活青春物語だと思っていた。
雪くんのそういうところ好きです。照れ
あ、でも結局梅子(母)は退学届け出していなのかな?
というわけで、この物語は高校生の青春ストーリーというより、澤村雪(さわむらせつ)という人間の人生の物語となる。
人生とか言いつつ4年間くらいを描いていたと思う。人生は言いすぎた、盛った。
で、私は高校生編で終わると思っていたので、ヒロインは朱里ちゃんだと思っていた。
そしたら雪くんったら高校辞めちゃったから朱里ちゃん全然出てこない。
結果的に違う女の子がヒロインだったわけだが、たしかにアニメでもセリフ多いなとは思っていたので納得ではあるが、そのポジションからの昇格~!?と少し驚いた。
でも私はユナさんと戻ると思っていたヨ……年上の女はダメですか。(年上の女より)

あと最初は雪くんのことを嫌っていたマイマイも途中から素直になるのも良い。最初から根は良い子なんだよね。
ちなみに私は田沼総一くんが好きです。顔が良い変人好(ハオ)。
そしてこの漫画は悪い奴が出てこないのが良いところですね。もちろん悪い奴が良いスパイスになることもあるけどこの漫画は平和で良い。

漫画だと当たり前に音は聞こえないのに、それでも面白いと感じるのはストーリーがしっかりしているからかなと思う。王道ストーリーかと言えばそうかもしれないけど、それでも人は皆王道を求めるところあるでしょ?
SCTが売れるまでの過程も良い。
これが音楽付きのアニメだともっともっと最高になるわけなので、早く2期待ってます。是非。お願いします。

そしてラストは雪くんが若菜ちゃんになって帰ってくる(?)のだが、
あれだけ2人は似ていないと言われていたけど、やっぱり似ていたというところも良い。
序盤から散々出てくるもじゃもじゃがずっとお前誰状態で、途中にやっと誰なのか分かってくるのももはや良い。

なんだか言いたいことだけ言って感想のまとまりが全然無いが
とりあえず、結局若菜ちゃんの父親は誰なんだ?
まーー若菜ちゃんは梅子の息子だし、雪くんの兄貴だし、まーーいっか。

三味線弾いてみたくなった。
今度吉田兄弟の音楽を漁ってみようと思う。
この世はまだまだ知らない世界がたくさんだ。

全31巻

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