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友達以上、恋人以上。




私は中野君と結婚はできないし、彼の日常で何もしてあげられない関係。クリスマスもお正月も一緒にいられないどころか一緒に暮らせないから寂しいよね、と話すとクリスマスとかお正月なんてどうでもいいよと言う。女子が好きな“記念日”“イベント”はどうでもいいらしい。

「愛してる。会ってくれるだけで幸せ」
と中野君は言う。会えるならそれでいい、と。

未来とか将来を考える事はとても大切だけど、どうにもならない事に悩んだり自分の気持ちに嘘をついたりするくらいならできる範囲内で満足しようという中野君の考え方は彼らしくてそういうところが私は好きだったりするのかもしれない。

電車で1時間半もかかる距離間で暮らす私たち。私が50代で彼が30代の18歳の歳の差。私は既婚で彼は同棲中の彼女アリ。
普通じゃない私たちだから、必然と普通じゃない付き合い方になるのかな。

昨日、少しだけ会うことができた。
セックスする前もセックス中もその後も中野君との心の距離が近く感じた数時間だった。
「僕のこと愛してる?」「誰かと会おうとしてない?」と何度聞かれただろう。どうしたの?っていうくらい聞かれて戸惑いながら「わかるでしょ?」なんて捻くれた答え方をしてしまった。

夏頃から中野君が私のことを大切にしてくれているという気持ちがとてもよく伝わるような言葉や行動をくれるようになっている。でも2年前の彼の同棲発覚の瞬間がトラウマになっていて、この中野君の気持ちがまた私の勘違いだったら私はもう立ち直る事なんてきっとできないだろうと身構える。

愛してる?と何度も聞いてくる中野君が愛おしい。
大好きだし愛してる。誰とも会わない。
今度会う時は、心配されないように愛してるという私の気持ちをしっかり伝えてあげなくちゃ!と反省しました。

会ってる時間が本当に幸せだから、
「会えるだけで幸せだよ」って
何度でも伝えようと思います。




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