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危険物取扱者乙4試験は難しくなっている【2022年合格体験】2024年更新版

  • なんとなく資格がほしいので、簡単と言われている危険物乙4を取りたい

  • 実際、簡単な試験なのかを知りたい

  • 仕事に関係ない資格を取る時のモチベーションの維持とかを知りたい

2022年の10月に、危険物取扱者乙種4類(以下、危険物乙4とします)の試験に合格しました。

現在はシステムエンジニアの仕事をしておりますが、何らかの理由で当仕事ができなくなってしまった、あるいは定年後の保険として取得しておこうと思った次第です。

危険物乙4は他の類と比べて受験の機会が圧倒的に多く、取り扱う対象が「ガソリン、灯油、軽油、油など」の、大変身近な物質となっており日常生活でも大変役に立つ資格です。

インターネット上では「1週間で受かる」と言われるほど簡単な試験と思われがちですが、どうやら難化傾向にあるようで、実際は世間で言われるほど簡単ではありませんでした。

当記事では、危険物乙4の試験を受けるにあたって使用した教材と学習期間、実際に受験した感想など書いていきます。

★こんなことがわかります

  • 危険物乙4で使用する教材、学習期間

  • 実際の難易度

  • 仕事に関係ない資格勉強のモチベーション維持について


危険物乙4の勉強に使用した教材


実際に使用した教材は教科書として『10日で受かる!乙種第4類 危険物取扱者 すい〜っと合格』を、問題集として『乙種4類危険物取扱者試験』の2冊を使用しました。

どちらも評判が高く、扱いやすい教材でした。

『10日で受かる!』を2周ほど読んでインプットをした後、ひたすら問題集を周回しました。
問題集については3周ほどしましたが、1周目はほとんど解けませんでした。

この2冊は特にリンクしていないため、「危険物取扱者の試験とは何ぞや?」という概要を知るには『10日で受かる!』は非常に有用ですが、いざ試験レベルの問題を解くにあたっては力不足といった塩梅です。

資格試験の王道は「過去問の周回」になるのですが、当該試験は過去問が公開されておらず、試験問題の持ち帰りも禁止されております。
ですので、今回使用した問題集には「過去出題された○○○問」と書かれていながらも正確には過去問ではない・・ようです。

学習期間


正確な時間までは覚えていないですが、おおよそ1ヶ月ほど学習していたと思います。

『10日で受かる!』を5日ほど、残りはひたすら問題集を解いておりました。

実は、私は当試験を一度不合格になっておりまして、「これは思ったより簡単じゃないぞ」と一念発起してこれだけ学習を行った次第です。

危険物乙4は簡単な試験ではない!


危険物乙4試験は「法令」「物理・化学」「性質・消火」の3科目に分かれております。
これらをそれぞれ6割得点することで合格となるのですが、不合格となったときは法令のみ6割を切ってしまいました。

残り2科目は問題集そのままだったり、割と素直な問題が多く出題されていたのですが、法令については重箱の隅をつつくような問題が出ており、当時は敗北と相成りました。

「そんなところを聞いてくるのかよ!」と試験を受けながら思いました。

リベンジの際は「法令」の科目を特に重点的に学習し、残り2科目も当然に学習しました。
「法令」は私が理系であることも相まって取っ掛かりにくかったものと思われます。

逆に、「物理・化学」については高校化学を思い出して懐かしくなりましたし、「性質・消火」については危険物乙4に該当する危険物(引火性液体、油やガソリンなど)の消火についての知識を得ることができるので学習していて楽しかったです。

とにかく、法令が鬼門であることを痛感した次第です。

学習のモチベーション維持について


少々前述しておりますが、「物理・化学」「性質・消火」については最初から最後まで、高いモチベーションを維持し続けて学習することができました。

ただし、法令についてはどうにも頭に入ってこない部分もあり、問題集に取り組んでいても「これ本当にあっているのか・・?」と疑心暗鬼になっていました。
また、教科書も開く気が起きないほど疲れている日もあって、「今回も法令で落ちるかも」という不安が付きまとっていました。

そんな時、簿記2級を受験した時のように動画でインプットできないものかとYouTubeで検索したところ、「シン・超速!危険物ちゃんねる」様の動画を見つけました。

こちらの動画を隙間時間に観ることで、無理やりにでもインプットに努めました。
やはり、「画像と音声」を含んだ教材は強力にインプットができます。

試験当日の状況など


受検地が東京のため、「中央試験センター」での受験となりました。

試験当日は法令に力を入れて学習していたのが功を奏し、少なくとも合格基準の6割は取れたという確信のもとに続く2科目に挑むことができました。

それでもやはり、「そんな法令あったっけ?」「あれ、これどっちだっけ?」と悩むシーンがポツポツありましたので、法令は対策してもしすぎることはないなと改めて思いました。

全問4択のマーク式試験となりますので、最悪1/4で正解することはできるのですが、25%を当てるのはよほど普段の行いがよくないと的中しません。
素直に、己の知識で勝負しましょう。

試験が終わったらA4より一回り大きい封筒(免状申請用の用紙などが入ってます)を頂戴して帰ることとなります。
これが意外とかさばるので、大きめの鞄があると便利です。
特に、試験日が雨の場合は封筒が濡れてしまうので、対策必須です。

「中央試験センター」の最寄り駅である笹塚駅は栄えておりますので、お昼ごはんには困りません。選択肢が多くて困ることにはなりますが。

お昼はここにしました。

無事合格


試験問題は持ち帰り不可で、かつ解答例の発表もないので自己採点ができず、「もしかしたらまた法令で不合格かもしれない・・」と合格発表まで戦々恐々としておりました。
マーク式の試験ですので、発表までさほど時間が空かないのが幸いでした。

合格発表日当日の午前中はまったく仕事に手がつかなかったのを覚えています。
発表の時間が12時なので、時間になった瞬間にこちらのページで受験番号を確認しました。

結果は無事合格。
後日、試験結果通知書が届き、改めて合格の喜びをかみしめました。

まとめ


★危険物乙4に合格するコツ
・『10日で受かる!』と動画でインプットし、問題集を周回
・法令の理解が浅いと落ちる!
・世間で言われているほど、簡単な試験ではないことを肝に銘じて学習する

  • 10日で受かる!』と動画でインプットし、問題集を周回

  • 法令の理解が浅いと落ちる!

  • 世間で言われているほど、簡単な試験ではないことを肝に銘じて学習する

危険物乙4は日常生活でも役に立ちます。

なぜなら、日常生活で火災が発生するとしたら、引火性液体によるものが圧倒的に多いからです(都市ガスのパターンもありますが)。

また、将来職を失うことになっても、職探しの間口が広がりますので取っておいて損のない資格だと思っております。

余力があれば、他の危険物取扱者試験を受検するのもありかなと思っています。
危険物取扱者乙種は1~6までありますが、いずれか1つを取得していれば、他の類の試験では「法令」と「物理・化学」が免除されるからです。

以上です。

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