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編集人の京都の朝をぶらぶら◉紅葉と音楽散歩【清水寺|見頃編】
12月に入りましたが、京都の多くの紅葉スポットはまだまだ見頃です。そんなタイミングでもあるので、昨日に続き連続投稿の今回は、京都の紅葉スポットでも特に知られていれる清水寺をご紹介したいと思います。
その前に昨日投稿の【嵐山•南禅寺|ようやく見頃編】をご覧いただくと嬉しいです。
では、今回のお供となる音楽をご紹介したいと思います。
ジャズとボサノヴァのピアニストでありシンガーでもあるイリアーヌ•イリアスが二人のピアノの巨匠、チック•コリアとチューチョ•ヴァルデスを迎えて、三人のピアノ演奏だけで作ったアルバム「Mirror Mirror」。静かで優しい曲もありますが、ピアノをまるで打楽器のように叩く曲もあるので、早朝に関わらず多くの参拝者で清水寺は賑わっていますので、少しテンションを上げながら紅葉の模様をご紹介したいと思います。
それでは、清水寺の中心の舞台がある本堂に向かうのですが、早朝に関わらず人出が多いので、成就院に向かうルートから行きたいと思います。
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こちら、成就院の前の池の紅葉です。まだ色づき始めの紅葉があるものの、池の水鏡に写る紅葉がとても美しい。人出も少ないのでゆっくり観賞できます。
少し落ち着き、いよいよ、本堂のある舞台へ向かいます。
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舞台に上り最初に見えるのは、舞台の西、はるか向こうには京都タワーが見えますが、手前の紅葉が美しい。早朝で陽光が弱いものの美しい紅葉が目の前に広がります。
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舞台を奥に進むと、舞台の南側、はるか向こうに子安塔、舞台のほぼ真下に音羽の滝が見えると思いますが、こちらも紅と緑が混在しながら美しい景色が広がります。
ただし、注意したいのは、この時期は紅葉が美しいので良いのですが、緑だけだと舞台からの景色は物足りません。
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こちらは舞台の東側の奥の院を見た景色ですが、同様に紅葉抜きでは物足りません。
それでは、舞台を下りて、奥の院から舞台を眺めてみましょう。
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美しい!目の前に広がる紅葉が美しすぎる。
紅葉がなかったとしても、これだけの景色なので、新緑の時期も美しいはずです。
ここで考えられるのは、清水寺の伽藍配置は舞台がある本堂を中心としながらも、舞台は景観の中心ではないような気がします。舞台がある本堂が祈りの中心ではあれば、奥の院は景観の中心で伽藍配置されている。そんなことを想像すると、少し豊かな紅葉観賞になるのかもしれません。
次に押さえたいのは、清水の懸造りです。崖沿いに建つ舞台を支える懸造りを眺めて行きたいと思います。
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紅葉は少ないものの、免震であり重力を回避しながら舞台を支える構造には、機能美を感じます。
そして、最後は仁王門の南側の池から三重塔を眺めてみたいと思います。
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水鏡に写る三重塔と紅葉がとても美しいですね。
昨日投稿の嵐山や南禅寺に比べると、手入れもされているのでしょうか、紅葉が美しい印象でした。
ただし、葉先が枯れている紅葉も見られてたので、清水寺でも、少しずつ変化が起こっているような気がします。
この時期、清水寺は早朝でも、多くの参拝者が訪れていますが、お昼間に比べると紅葉を観賞しやすいです。何より本堂のある舞台に、拝観料が必要なものの6時から入れるのはありがたい。
来週末が最後の見頃ではないでしょうか。お時間のある方は、足をお運びください。