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猫型ロボット55號の日記◉1月「お正月はダメージ」

新品のときと気持ちは変わらないけれど、ボディの部品にそろそろガタがきている『猫型ロボット55號』(人間の年齢で55才)。そんな彼(もしかして彼女かもしれない)は、どんなお正月を過ごしたのでしょう? すこし切なくて、すこし前向きになれる独り言、今月もこっそり聴いてみましょう。

1月・お正月はダメージ

昔はお正月が楽しかった。
お年玉、凧揚げ、親戚の集まり、普段は味わえない御馳走の数々。
「も~うい~くつね~る~と~お~しょ~うが~つ~♪」と
歌の様にその日を待ち焦がれていたものです。

しかし、そんなに楽しかったお正月が今ではすっかり自分にとって「ダメージ」になっている。

幼児~小学生の頃は「子どものお小遣い」程度だった、姪っ子、甥っ子のお年玉。
高校生~大学生になると、その額はもう当たり前に一人頭「万」を越える支出。
財布への「ダメージ」は老獪なメキシカンボクサーのボディブローの様に効いてくる。

楽しみだったお正月ならではのご馳走の数々も、元旦はまだしも3日目にもなってくると
ガタが来はじめたアブソープションパーツ(人間で言うところの胃腸)には只のダメージでしかなく、
「あっさりしたものが食べたいな…」と口にする始末。
正月七日の七草粥にほっとする様になっている自分に気づくのです。

そしてやはりダメージといえば仕事のダメージ。
この年末年始、約1週間の休みを得る為に、普段の日程とは異なった「年末進行」という茨の道を突き進み
ようやく終わりが見え、緊張感の解けた頃に発生する謎の体調不良…

こんな事なら休みなんて無くて良いよ、と少し思うのですが
それでもやっぱりお正月は、久しぶりに会う家族や親族と共に過ごす楽しい語らいの時間だったりもします。
少しくらいのダメージなら…なんとか…ロボですから…

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!

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