高齢者のリハビリの重要性と内容について
日本の高齢化率は諸外国と比べても急激に上昇しています。さらに人口減少と少子化も加わり誰が高齢者を支えるのか、という問題も生じています。
高齢になると筋肉が弱まり運動機能が落ちることから、自立した生活が困難になってしまうのです。
今後、高齢者を支える世代が減少すると予想されていることから、高齢者が自立した生活を送るためにはリハビリテーションが重要になります。
リハビリには医療リハビリと生活リハビリの二種類があります。
前者は、病院で行われるリハビリであり、主に動かなくなってしまった腕や足などの治療・訓練を目的としています。
後者は、高齢者が問題無く日常生活を送れるようにとの目的で老人ホームで行われるものです。
今後の高齢化率の上昇を考慮した場合、医療施設で行われる医療リハビリに比べ生活リハビリの方がより必要とされるリハビリなのです。
では、生活リハビリとはどのようなことを行うリハビリなのでしょうか。
これには、日常生活動作や手段的日常生活動作、さらには趣味活動や社会参加があります。
日常生活動作とは、食事や入浴など、高齢者が問題無く日常生活を送るために必要な動作で、他の誰の力も借りずに自分一人でできるようにサポートするリハビリです。
また、手段的日常生活動作とは料理や洗濯など、日常生活動作以上に高度な動作を自分一人でできるようにサポートするリハビリです。
実際にリハビリを行う際には、トレーナーがその高齢者が何を出来て何を出来ないのかをきちんと把握することが大切です。
【参考サイト▶QOL向上に欠かせない「リハビリ」とは】
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