Eri

ここでは主に、自分で撮った写真を添えながら、詩を中心に 言葉を使った自己表現の場として…

Eri

ここでは主に、自分で撮った写真を添えながら、詩を中心に 言葉を使った自己表現の場としていきたいと思っています。

最近の記事

写真

人は多面性のある生き物だし 感情はグラデーション どこか一点に留まることはできなくて 日々が流れていく どれだけ大切にしていても 手からこぼれ落ちる 悲しいことも 楽しいことも 写真がなければ記憶は薄れていってしまう 写真は点 手からこぼれ落ちた記憶を繋げる 愛する人を撮る 残したいものを残す

    • 悪い夢

      夢を見た 私に投げかける 私は沢山の悲しみを思い出す 起きれば笑い話だが 普段から良い夢や、楽しいものを殆ど見ない 最近はずっと同じ夢 場面展開やストーリーは違えど 全く同じ設定で 起きた時自分をとても消費してるのがわかる 弛む糸も不安になるが 張り詰めた空気も刺さりすぎていたい

      • 真夜中にきこえる

        言葉さえも陳腐に見えて 黙っているのが良いことのようだ 今日も良き日を過ごしていますように 愛されていて欲しいと願う たとえ隣にいなくとも 朝が怖いまま 夜明けまで踊ろう 嘘はどこにもないけれど 自分さえも見失った 夢はおぼろ 今抱きしめているものも いつかは消えてなくなるのでしょう 思い出さなくなるまで ずっとそのままで 涙が流れなくなるまで ずっとこのままで

        • 夢で逢えたら

          暖かくて 優しい日 子供たちの柔らかくて 眩しい笑顔 気怠くて 悲しい心は きれいな空に負けそうだった ゆっくり目をとじて 夢で逢えたら

          私の孤独はわたしのもの

          宇多田ヒカルの動画で「なぜ人は誰かと別れる時に痛みを感じるのか」という質問に 「もともと痛みがあって、その人の存在が痛み止めになっていたから」と答えているものがあるのだけど、当時すごく好きな考え方だなって思ったし、今それに救われてる。 この痛みは傷つけられた痛みじゃなくて、元々私のものなのだと知ることで、私はより豊かな自分になれることを期待する。 私の孤独はわたしのものだ。

          私の孤独はわたしのもの

          命を燃やせ

          とても古い友人から デモテープが届いた そういえば、ソロのデモ曲を作ったのだけどどう?というメール 数年ぶりの連絡がこれだ さすがだ 久しぶりの歌声とアコースティックギターの音色 失ったものが多すぎる私にとって それは安らぎというより 炎だった ゆりかごのような心地よさを持ち合わせ 強く静かに燃えている 消え入りそうな私の砂漠に 火をくべる 人が命を削っている姿が好きだ だから魂の熱量が感じられる写真が好きだ 何かを生み出そうとする その姿勢に心を打たれる 私もその世界と

          命を燃やせ

          消えた砂漠

          砂漠の真ん中に ぽつんと立って ここは私の縄張り 誰にも近寄らせたくないの 消えた すぐに 一瞬にして 全ての思い出が 目の奥がじんじんするよ 儚くも脆く弱かった 吠えた狼も 砂漠を持っていた もう泣かないで これ以上乾かずに 何も生まれない ここは砂漠 乾きを知ってる 何も怖くない

          消えた砂漠

          夜明けの涙

          鳩尾に 落ちる雫 一滴ずつ 落ちていく ぽろんぽろん 落ちていく 水面が揺れる 波紋が重なり消えていく これは私の心だろうか 日々流れゆく川に 思いのままに流されぬよう 阻む石を置きなさい 私を振り返ったとき 石を置いたその点が きっといつか救いになる 鳩尾に 落ちる雫 一滴ずつ 落ちていく ぽろんぽろん 落ちていく 水面が揺れる 波紋が重なり消えていく これは私の心だろうか

          夜明けの涙