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後藤利夫

NHKよみがえる日本紀行
という番組で[小樽運河]を去年見ました。番組の最後は、運河の閉鎖議論が出ているので全国から画家が来て描いています。というナレーションで終わりました。
この番組を観る前に、この絵を購入していたので、よく背景がわかりました。
この絵の中の世界が、番組では蘇っていました。北島三郎の演歌 北の漁場の世界。命温めて、小屋の中で酒を回し飲んでいた。
飲み屋と言っても、小屋なんですが、女手一つでやっていて、外では雪掻きしたり、大変な極寒の様子でした。店の中は漁師で賑わっていましたが。
後藤利夫画伯は、雪の中、どんな思いで描いたのだろうか?
手は痺れて、足はかじかんだことでしょう。
今では小樽運河は、整備されて、絵の風景の場所はなくなった。観光地化されて、漁師はいなくなり、あの小屋もなくなった。

購入してから調べたのですが。後藤利夫画伯は、2021年の示現会で、示現会賞を95歳、最年長の現役で受賞されています。素晴らしいと思いました!

大正15年愛知県名古屋市生まれ 示現会員 師;楢原健三 日本山林美術協会員 日本美術家連盟会員

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