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私は北海道へ行ったことが無い

 先日、読んだ漫画。北海道を舞台にしたものだった。仕事を失い、婚約寸前の恋人には振られ、東京での生活を続けていく意味を見出せず、実家のある北海道へ帰ってきた主人公の女性。豊かな生活とは何なのか、と試行錯誤しながら日々の生まれる些細な問題、困難を乗り越えてゆく物語。

 最後までは読んでいない。完結しているのかどうかも知らない。寝不足になってまで続きを読みたいと思える程の熱量を持ったものでもなく、時間が空いた時に少しずつ読み進めていこうかなと、思っているくらいの漫画。

 この漫画の中で 主人公が小学生時代の話をしている場面。
"アイスクリームに雪虫が付いて最悪だった。水で洗って食べたけど"
みたいな台詞がある。雪虫?初めて聞く言葉。調べてみると北海道では良く見られる虫らしい。

かわいい

 雪虫の写真を見た私の第一印象。実物を見たことが無いからかもしれない。あの漫画の主人公は雪虫に対する嫌悪感が満載だった。

 アブラムシの一種、一言で言うと弱い虫。寿命は1週間程らしい。風の流れに乗って空に浮かぶ。ふわふわの綿に見えるのは実は蝋。言ってしまえば油。ミツバチの体のふわふわとはまた別物なんですね。油と聞くと可愛さ半減。アレルギー反応を起こす人もいるらしい。あなどれない。雪虫。

 雪虫を直に見てみたい。雪虫がたくさん飛ぶ空を見てみたい。だから何やねんって言う。それだけのお話。

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