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採用は、人事だけではなく現場の巻き込みが重要

本日はリクルートの調査データ「企業人事の採用に関する調査」を読んでの感想を。

▼第1弾https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20230926_hr_01.pdf

▼第2弾https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20230927_hr_01.pdf

採用難易度は上がり続けている

2022年度の中途採用全体の難易度が上がっていると感じている割合は、「難しくなった」「やや難しくなった」を合わせて43.3%となった。

採用は難しいと言われ続けている感覚があるのですが、担当者としても難易度が上がっていると思っている方が多いようです。

ただ、市場的には難易度が上がり続けているはずなのに、「採用がうまくいっている」と答えている方も半数ほどいます。
内訳を見てみると「採用がうまくいっていない」と答えている人よりも「採用がうまくいっている」と回答している人の方が多いんですね。

「中途採用の成功を目的として行った取り組み」を見ると、採用がうまくいっている企業はしっかりと施策を行っている企業が多く、その結果ということでしょうか。
施策を行っているけどうまくいっていないのは自社に合っていない施策だったり、要因が他にあるのかもしれないですね。

「企業人事の採用に関する調査 第1弾」より

新たな施策を取り入れたいと考えている方は参考にされても良いかもしれません。

人事だけではなく、現場の巻き込みが重要

本レポートの第2弾より、採用がうまくいっている企業の特徴として、「人材を求めている部門の当事者が採用に関っていること」が重要だという。

「企業人事の採用に関する調査 第2弾」より

このレポートを見ての私の率直な感想としては「思っているよりも現場担当者が関わっている企業が少ない」ということ。
このデータを見ると人事だけで採用がうまくいっているという企業もいることが分かりますが、結果としても出ていますし、候補者視点で考えても実際に業務で深く関わる方と話せた方が働くイメージが湧くので、ミスマッチを防げるし、意向も上がると思うのです。
他社と差別化するためにも積極的に現場を巻き込んでいく必要がありますね。

なお、人事としての現場との巻き込み方については、弊社代表が登壇したHERPユーザーコミュニティの勉強会レポートも参考になるかと思いますので、よろしければぜひご一読ください。

専門スキルを持つ人材が求められている

第1弾のレポートより、中途採用を行う理由として多かったのは「専門スキルを持つ人材を確保するため」とのこと。

「特定の専門スキルを持つ人材を確保するため」が46.8%でトップ、「既存事業を拡大するため」が43.1%と続く。それ以外の回答も一定水準見られ、さまざまな背景で採用が行われていることが分かる。

職種としては営業職がトップとなっていますが、上位にエンジニア職が並んでいることが目立ちます。

ただし、上記のdodaのレポートからも専門職の採用はより難易度が高いことがわかります。
採用のポイントとしては魅力的な条件で他社と差別化をしたり、ポテンシャル層の取り込み、職種ごとのニーズを捉えて訴求していくことが重要。

職種ごとのトレンドは、マーケット情報を多く把握しているエージェントに聞いてみるのもおすすめ。候補者の紹介だけではなく、候補者と接点が多いからこその情報を聞いてみたり、自社の採用要件がマーケットと大きく乖離していないかを聞いてみたりするとエージェント活用の価値が広がります。

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