涙は他人に見られて初めて輝き出すのです

最近チャットモンチーにハマった。どうやらチャットモンチーはメンバーの脱退を経て2018年に解散していたらしい。コメント欄に「身の上話を歌うようになった。歌いたいものを歌い尽くしたことが今思えば解散の理由なのだろうか」的なニュアンスの言葉があった。憶測でしかないけど、よく分からないけど、たしかに3人が作るチャットモンチーと2人の作るチャットモンチーは少し違うような気がした。

チャットモンチーが全盛期だった頃を私は知らない。でも、ずぶりと心に刺さる歌詞と軽快で不規則なリズムが心地よくてしょうがない。チャットモンチーがギターやベースやドラムをかき鳴らしていた瞬間を私は何度も再生する。好きなバンドのひとつになる日も近いだろう。


チャットモンチーに限った話じゃないけど、この歌手を聴いている自分に酔っている自分って嫌いじゃない。「自分しか知らない」、「自分しか良さがわからない。」この世界で自分だけなんて絶対ありえないけどその優越感に浸るのは好きだ。大切なものは自分の宝物にするので見せびらかさないけど誰かに聞いて欲しくて好きになって欲しくて少し教えたりすることもある。ファンにそんなことを思わせたらアーティストの思うツボではないだろうか。もしそれが正しいのなら私はまんまと罠にはまっている。

きっとこの先もYouTubeのおすすめとか有線とか友人の紹介とか知らない世界をどんどん知ることになると思う。そのたびに私は幸せなる。音楽は本当に世界を救うと思う。

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